令和3年度 食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画
更新日:令和3年3月26日
担当:消費・安全局
令和3年度におけるサーベイランス・モニタリング年次計画です。有害化学物質と有害微生物の調査の趣旨、調査点数等を定めています。 |
1. 基本的な考え方
農林水産省は、食品の安全性に関するリスク管理の標準的な作業手順を記述した「農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書」を作成し、国際的に合意された枠組みに則って、リスク管理を行っています。
リスク管理には、リスク管理措置を講ずる必要性とその具体的内容を検討したり、既に講じているリスク管理措置の有効性を検証したりするために、データを得ることが不可欠です。そこで、サーベイランス[1]及びモニタリング[2]を優先的に実施すべき危害要因と食品群または飼料の組合せを明示したサーベイランス・モニタリング中期計画(以下「中期計画」という。)(有害化学物質:令和3年3月24日公表、有害微生物:平成28年12月26日公表。)並びに毎年度の調査計画(サーベイランス・モニタリング年次計画。以下「年次計画」という。)を作成しています。
この度、以下のとおり、令和3年度の年次計画を定めました。
2. 調査対象選定の考え方
- 調査対象は、中期計画で定められた優先度のほか、これまで実施したサーベイランス及びモニタリングの結果やリスク管理の進捗状況を考慮して決定しました。
- 調査対象の選定に当たっては、リスク管理検討会[3]における消費者、生産者、食品事業者等の関係者の方々の意見を考慮して決定しました。
- 食品安全に関する想定外のリスクが年次計画期間中に顕在化した場合、年次計画にかかわらず、問題となる危害要因の食品や飼料中の濃度等について、調査を実施します。
3. 調査対象
別紙(有害化学物質(別紙1)(PDF : 365KB)、有害微生物(別紙2)(PDF : 317KB))のとおり。
脚注
[1]サーベイランス:問題の程度、又は実態を知るための調査のことを指す。ある有害化学物質がどのような食品にどの程度含まれているのかを把握するための調査が該当する。調査の結果は、食品中の実態把握、摂取量の推定、基準値の検討、実施したリスク管理措置の有効性の検証等に活用する。
[2]モニタリング:矯正的措置をとる必要があるかどうかを決定するために、傾向を知るための調査のことを指す。例えば、飼料中に含まれる有害化学物質について、農林水産省が設定した飼料中の基準値を超過していないかを確認する検査が該当する。調査の結果は、飼料の安全対策の確認に活用する。
[3]リスク管理検討会:農林水産省が「農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書」(平成17年8月25日公表、平成27年10月1日最終改訂)に基づき、リスク管理を行う際に関係者と意見交換を行うための検討会(「リスク管理検討会について」(平成17年10月28日公表、平成27年10月1日最終改訂))。
関連情報
- 令和3年度から令和7年度までの有害化学物質の中期計画について
- 平成29年度から平成33年度までの有害微生物の中期計画について
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
担当者:リスク管理企画班
代表:03-3502-8111(内線4459)
ダイヤルイン:03-6744-2135