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農林水産省

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ノロウイルスについて

作成日:令和2年2月24日
更新日:令和3年7月14日

食中毒とは細菌やウイルス、有毒な物質を含む食べ物を食べたり、飲料水を飲んだりすることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などが出る病気のことです。

「ノロウイルス」は、国内で報告された食中毒件数の2割、食中毒患者数の5割を占める主要な食中毒の原因の1つです。

ノロウイルスは、感染したヒトの腸内の細胞でのみ増え、糞便やおう吐物によって体外に大量に排出されます。これらを介してヒトからほかのヒトへと広がるヒト-ヒト感染を起こします。また、ノロウイルスの原因食品の多くは、調理中などに感染者の手指を介して汚染された食品です。一方、下水道が未整備の地域があること、そして現在の下水処理技術ではノロウイルスを完全に除去・消毒するのは難しいことから、トイレに排出されたノロウイルスが下水とともに海に流れ、二枚貝に蓄積することがあります。このようにしてノロウイルスに汚染された食品や生又は加熱が不十分な状態で二枚貝を食べると、ノロウイルス食中毒が起こることがあります。

ノロウイルス食中毒においては、ヒト―ヒト感染が主流で、生又は加熱不十分の二枚貝による食中毒の件数は、国内で報告された食中毒件数の約1割にとどまります。しかしながら、他の食品とは異なり二枚貝は環境中からノロウイルスをため込む性質があり、二枚貝を喫食することによるヒトへの感染が起こらないようにするため様々な取組が行われています。

農林水産省は、カキの生産者、水産加工関係者の皆さんと連携して、生産段階における汚染防止対策や、カキ中のノロウイルスの汚染防止に向けた調査・研究を行っています。

 このウェブページでは、カキ中のノロウイルスについての情報をまとめました。


ノロウイルスとは

食品の安全性に関するサーベイランスの結果等

カキ中のノロウイルスに関する平常時の水準調査

農林水産省では、主要生産県、研究者等と連携しながらカキ中のノロウイルスの低減に向けた取組を行っています。
国内の生産海域や加工場におけるカキ中のノロウイルス保有状況を把握するため、平常時の水準を調査しています。

(参考)カキのノロウイルスに係る平常時の水準調査委員会

ノロウイルスに関する情報(外部サイトへのリンク)

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課

代表:03-3502-8111(内線4457)
ダイヤルイン:03-6744-2135

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