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農林水産省

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棚田に恋

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もっと知ってほしい、「棚田」に恋する理由。

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歴史を紐解けば、棚田は自然と人々の営みのそばにありました。
しかし時代は常に変化します、暮らしも食べ物も人も。
その変化を受けて棚田の周辺の生活も変わってきました。
過疎化、高齢化、農業離れ。
それでも、遙か昔の日本から、悠久の時を経て今に姿を残すのは、棚田を守る人々の絶え間ない努力があるからこそだと思います。
さて、ここで「恋」とはいったいなんでしょうか。
仮に何かを想い、触れてみてみたくなることだとしたら、まさに棚田は恋する相手だと言えるでしょう。
美しい風景・歴史・食べ物、棚田のある周辺にはたくさんの魅力がちりばめられています。
恋する相手と巡ったり、美しい風景にときめいたり、美味しいものを食べてほっこりしたり。
そんな「棚田」の魅力をすこしでも伝えられたら嬉しいです。

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棚田とは

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棚田とは、一般的に山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた傾斜20分の1(水平方向に20m進んだとき、1mくなる傾斜のこと)以上にある水田のことを指し、山が多く平地の少ない日本において、古来より行われてきた稲作に無くてはならない存在でした。
収穫量は限られますが、山や谷の斜面にある棚田は湧き水などきれいな水源や、昼夜の気温差のおかげで美味しいお米が出来るのです。
また、棚田は山林の保水機能を高めていたり、土砂崩れなどを防ぐ機能などもあると言われています。
古代日本より続いてきた先人の知恵と想いが今でも私たちを守ってくれているのかもしれません。
現在、多くの地域で棚田オーナー制度が行われています。
美味しいお米を自分の手で作る楽しさを味わうことができます。
また、美しい風景を見て癒やされようと訪れる人も多く、棚田は今、新たな一歩を踏み出しています。

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棚田カードについて

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農林水産省では、都道府県の担当者に呼びかけ、棚田地域を盛り上げ、棚田の保全に繋げる第一歩として、平成30年秋に「棚田カードプロジェクトチーム」を立ち上げました。
棚田カードプロジェクトチームでは、棚田をご存知の方はもちろん、棚田を知らない方、馴染みのない方にも棚田の魅力を「行って」「見て」「知って」もらいたい、そして棚田を含む地域活性化に役立ってほしいという想いで「棚田カード」を作成しました。
棚田カードの他にも、棚田をめぐるツールとして、棚田カードを作成した地域を一覧にした「棚田めぐりマップ」、棚田地域の活動や行事、周辺情報、アクセス情報などが記載されている「棚田めぐりガイド」もあります。棚田めぐりガイドには、棚田カードの収納ケースもついているほか、市街地から棚田地域までの車での所要時間を星の数で表している「秘境度」を表示しています。
また、多くの方に「棚田に来てほしい」、そして「棚田に恋してほしい」という想いを掛け「棚田に恋」というキャッチフレーズでPRなどを展開していきます。
日本の原風景と言われている棚田。 美味しいお米や地域の食材、棚田の作り出す美しい風景や歴史。また、時間や季節で違う顔を見せる棚田をめぐりませんか?

棚田カードの詳細はこちら

棚田訪問の3原則
  • 1. 農作業の迷惑にならないようにしよう!農家の方に会ったら挨拶を!
  • 2. 棚田の畦道や水路は農家の命!勝手に入らないように!
  • 3. 写真撮影やSNSへの投稿には最低限のマナーを守ろう!

棚田カード作成マニュアル・棚田カード関連ロゴマークの使用規約について

新たに棚田カードを作成したい各都道府県担当者や棚田カードの趣旨に賛同する他の機関、団体等の方は、以下の棚田カード作成マニュアルに基づき作成いただき、別紙登録様式を記入し、棚田カードプロジェクトチーム事務局までご送付ください。また、テンプレート等の送付を希望する場合は棚田カードプロジェクトチーム事務局までご連絡ください。

棚田カード関連ロゴマーク等の使用を御希望の方は、以下の使用規約を御参照いただき、棚田カードプロジェクトチーム事務局まで申請書を送付してください(メール可)。申請内容を審査・承認後、棚田カードプロジェクトチーム事務局より使用許諾書及び画像データを送付いたします。
以下の使用規約中「3.(4)」に該当する方は、棚田カードプロジェクトチーム事務局または各都道府県担当者に御連絡ください。

棚田のコラム

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稲渕の棚田

「想いを馳せる」、それは日本人が最も尊いと思える感情である。

  彼岸花(ヒガンバナ)という花があります、別名「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」。
  秋のお彼岸の時期に一斉に咲くことから名が付いたこの花に、少し怖いイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、赤い彼岸花の花言葉は「想うはあなたひとり」。
  大切な人と”少しでも”離れてしまうことで、頭の中がその人のことばかり、そんな経験はありませんでしょうか。
  9月頃、この花が多く自生する「稲渕の棚田」は奈良県の明日香村に位置し、古代日本の政治・文化の中心を担った場所となります。
また飛鳥川が縦断し、万葉集にも歌われた想い人を繋ぐ「飛び石」や春には菜の花、夏にはホタルも見えるこの場所の景観は「幽玄」に通じる美しさもあり、風光明媚な景観とあいまって非日常的な世界が垣間見えてきます。
  さぁ、この古代のロマンも担う「稲渕の棚田」にはどんな「恋」が待っているのでしょうか。
  続きはこちら(PDF : 1,465KB)

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稲倉の棚田

人が人として生きていくこと、厳しさの中でそれは育まれる。

  人としての営みを続けるということがどれほど大変なことなのか。
  整備された道路と交通機関、空調が完備された家の中、ベッドの上でスマホを片手に世界中と繋がれる現代において、人と人が想いあうことに物理的な障害はそれほど多く無いかもしれません。
  しかし1300年前の日本では、想像もし難いほどの厳しい自然と日々向き合い、人々が互いを想いあう生活がありました。
  厳しい山岳地帯で、人が人らしく暮らしていくということ。寒さで「体を重ねあう」ことすらはばかられる場所だからこそ残された文化。
「恋」とはいったい何なのか、そんな気持ちにさせるここ「稲倉の棚田」をご紹介したいと思います。
  続きはこちら(PDF : 1,314KB)

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毛原の棚田

地域に恋をする、そんな場所がある。

  平成27年4月総務省主導のもとでの調査において、全国で15,568箇所。「65歳以上が人口の50%以上を占める状態」を指す「限界集落」と呼ばれる地域がありますが、もし、この言葉が悲しい響きに感じるのは、多分、実際にその集落を訪れていないからかもしれません。
  都会から移住して、家族と笑顔で暮らしている若者や、ここにしかない方法で、人生の門出を祝う人、そしてそれを支える住民たち。
  ここ「毛原の棚田」に訪れた方は、その映画のセットのような景観と、少子高齢化が進む日本に憂うことばかりではない、人が支えあって歩む「日本の原風景」が垣間見られると思います。
  訪れた人に「恋」させる、そんな「毛原の棚田」をご紹介いたします。
  続きはこちら(PDF : 1,335KB)

お問合せ先

農林水産省農村振興局地域振興課
中山間地域・日本型直接支払室

棚田カードプロジェクトチーム事務局
 代表:03-3502-8111(内線5608)
ダイヤルイン:03-6744-2081
e-mail:tanada-card★maff.go.jp
(メール送付の際には★を@に置き換えてください)

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