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農林水産省

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2  調査結果の詳細 (2.  現在の食生活について)

(1)健全な食生活の心掛け

  日頃から,健全な食生活を実践することを心掛けているか聞いたところ,『心掛けている』と回答した人の割合が75.7%(「常に心掛けている」23.0%+「心掛けている」52.7%),『心掛けていない』と回答した人の割合が23.8%(「あまり心掛けていない」21.5%+「全く心掛けていない」2.3%)となっている。(図2 - 1

  健全な食生活について,4人に3人が『心掛けている』と回答している。
  性別に見ると,『心掛けている』と回答した人の割合は女性で高く,『心掛けていない』と回答した人の割合は男性で高い。
  性・年齢別に見ると,『心掛けていない』と回答した人の割合は,男性では20歳代から40歳代で約5割に達するのに対し,女性では最も高い20歳代でも4割未満にとどまる。(図2-1-1

(2)栄養バランスに配慮した食生活

  主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのは,週に何日あるか聞いたところ,「ほぼ毎日」と回答した人の割合が59.7%,「週に4~5日」と回答した人の割合が17.3%,「週に2~3日」と回答した人の割合が16.4%,「ほとんどない」と回答した人の割合が6.2%となっている。(図2 - 2

  栄養バランスに配慮した食生活について,世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)では,「ほぼ毎日」と回答した人の割合は約4割にとどまっており,約1割が「ほとんどない」と回答している。
  性別に見ると,「ほぼ毎日」と回答した人の割合は女性で高いが,女性の20歳代だけはその割合が約3割と極端に低く,「ほとんどない」と回答した人の割合が約2割と高い。また,男性の20歳代,40歳代でも「ほとんどない」と回答した人が多い。(図2-2-1

(3)栄養バランスに配慮した食事を増やすために必要なこと

  主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのは,「週に4~5日」,「週に2~3日」,「ほとんどない」と回答した人に,3つそろえて食べる回数を増やすために必要なことを聞いたところ,「時間があること」を挙げた人の割合が51.1%,「手間がかからないこと」を挙げた人の割合が48.1%と高く,以下,「食費に余裕があること」(30.1%),「自分で用意することができること」(29.8%)の順となっている。(3つまでの複数回答,上位4項目)(図2 - 3

  栄養バランスに配慮した食事を増やすために必要なことについて,性・年齢別に見ると,「時間があること」を挙げた人の割合は男性の40歳代,女性の30歳代と40歳代で高く,「食費に余裕があること」を挙げた人の割合は女性の30歳代で高く,「自分で用意することができること」を挙げた人の割合は女性の50歳代から70歳以上で高く,「外食やコンビニ等で手軽に取ることができる環境があること」を挙げた人の割合は男性の30歳代で高い。(表2 - 3

(4)朝食摂取頻度

  ふだん朝食を食べるか聞いたところ,「ほとんど毎日食べる」と回答した人の割合が83.7%,「週に4~5日食べる」と回答した人の割合が4.8%,「週に2~3日食べる」と回答した人の割合が4.2%,「ほとんど食べない」と回答した人の割合が7.2%となっている。(図2 - 4

  朝食摂取頻度について,性別に見ると,「ほとんど毎日食べる」と回答した人の割合は女性で高いが,性・年齢別に見ると,男女とも20歳代では低い。
  男女とも60歳代,70歳以上では「ほとんど毎日食べる」と回答した人の割合が約9割となっている。
  男性の20歳代から40歳代では,2割弱が「ほとんど食べない」と回答している。(図2-4-1

(5)朝食欠食の開始時期

  朝食欠食の開始時期を聞いたところ,「小学生の頃から」と回答した人の割合が6.3%,「中学生の頃から」と回答した人の割合が8.6%,「高校生の頃から」と回答した人の割合が11.8%,「高校を卒業した頃から」と回答した人の割合が18.4%,「20~29歳から」と回答した人の割合が25.0%,「30~39歳から」と回答した人の割合が11.5%,「40~49歳から」と回答した人の割合が6.3%,「50~59歳から」と回答した人の割合が4.3%,「60~69歳から」と回答した人の割合が4.6%,「70歳以上から」と回答した人の割合が1.3%となっている。(図2 - 5

  朝食欠食の開始時期について,性・世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)の男性では「高校生の頃から」と回答した人の割合が約2割,「高校を卒業した頃から」と回答した人の割合が約3割で,全世代と比べて高い。若い世代(20~39歳)の女性では「高校を卒業した頃から」,「20~29歳から」と回答した人の割合が高い。(表2 - 5

(6)食品を選択する際に重視すること

  食品を選択する際に重視することを聞いたところ,「鮮度」を挙げた人の割合が66.3%,「価格」を挙げた人の割合が64.0%と高く,以下,「安全性」(55.7%),「国産」(54.8%)の順となっている。(複数回答,上位4項目)(図2 - 6

  食品を選択する際に重視することについて,性別に見ると,「鮮度」,「価格」,「安全性」,「国産」を挙げた人の割合は女性で高い。
  性・年齢別に見ると,「価格」を挙げた人の割合は女性の20歳代から60歳代で約7割から約8割となっている。(表2 - 6

(7)そう菜の購入頻度

  市販の弁当やそう菜などの調理済み食品をどのくらいの頻度で購入するか聞いたところ,「ほとんど毎日」と回答した人の割合が4.1%,「週に4~5日」と回答した人の割合が4.6%,「週に2~3日」と回答した人の割合が21.1%,「週に1回程度」と回答した人の割合が22.5%,「1ヶ月に2~3回程度」と回答した人の割合が19.9%,「ほとんどなし」と回答した人の割合が27.3%となっている。(図2 - 7

  そう菜の購入頻度について,性別に見ると,「ほとんど毎日」,「週に4~5日」と回答した人の割合は男性で高く,「ほとんどなし」と回答した人の割合は女性で高い。
  男女とも70歳以上では4割以上が「ほとんどなし」と回答している。(図2-7-1

(8)そう菜の購入理由

  市販の弁当やそう菜などの調理済み食品を購入する頻度が「ほとんど毎日」,「週に4~5日」,「週に2~3日」,「週に1回程度」と回答した人に,購入する理由を聞いたところ,「作る手間が省ける」を挙げた人の割合が57.8%と最も高く,以下,「調理する時間がない」(39.8%),「自分が作れないものが食べられる」(30.7%)の順となっている。(複数回答,上位3項目)(図2 - 8

  そう菜の購入理由について,性別に見ると,「調理する時間がない」,「自分が作れないものが食べられる」を挙げた人の割合は女性で高い。
  性・世代間別に見ると,「作る手間が省ける」,「調理する時間がない」を挙げた人の割合は若い世代(20~39歳)の女性で高い。女性の30歳代から60歳代では,4人に1人以上が「食事の品数を増やしたい」を挙げている。女性の70歳以上では,4割以上が「自分が作れないものが食べられる」を挙げている。(表2 - 8

(9)食費に対する意識

  食費にお金を掛けることについてどう思うか聞いたところ,「お金を掛けることは惜しまない」と回答した人の割合が25.5%,「お金を掛けたいが,ゆとりがない」と回答した人の割合が24.7%,「食費は抑えたい」と回答した人の割合が23.1%,「あまり意識していない」と回答した人の割合が26.3%となっている。(図2 - 9

  食費にお金を掛けることについて,性別に見ると,「食費は抑えたい」と回答した人の割合は女性で高く,「あまり意識していない」と回答した人の割合は男性で高い。
  世代間別に見ると,「食費は抑えたい」と回答した人の割合は若い世代(20~39歳)で高い。(図2-9-1

 

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