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農林水産省

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国際植物防疫条約(IPPC)について

更新日:2023(令和5)年5月30日

IPPCは、植物に有害な病害虫が侵入・まん延することを防止するために、加盟国が講じる植物検疫措置の調和を図ることを目的としています。

1952年4月に発効し、184の国と地域が加盟しています(2022年6月現在、我が国は原加盟国)。事務局はFAOに設置され、植物検疫措置に関する国際基準(ISPM)の策定、技術協力の実施、病害虫に関する情報交換等を行っています。

例えば、病害虫のリスク分析に関する方法や病害虫を消毒する方法等の国際基準を策定しています。

*IPPC : International Plant Protection Convention
*ISPM : International Standard for Phytosanitary Measures 

植物検疫措置に関する委員会(CPM)

IPPC総会(CPM : Commission on Phytosanitary Measures)は、年に1回、例年3月又は4月に主にFAO本部(ローマ)で開催され、植物検疫措置に関する国際基準(ISPM)の採択等が行われます。IPPC総会のレポート(英文)はIPPCのウェブサイト[外部リンク]に掲載されています。

植物検疫措置に関する国際基準(ISPM)

ISPMは、IPPCに基づき作成される植物検疫措置に関する国際基準で、加盟国はこれを踏まえ植物検疫措置を制定・改訂及び実施します。ISPMは、CPMの補助機関である基準委員会や基準委員会の下に設置される技術パネル専門家作業部会で作成・検討された後、加盟国からのコメントを踏まえてCPMで採択され、これまで国際基準がNo.47まで策定されています。 

国際植物防疫条約に関する国内連絡会

IPPCの活動及びIPPCでの我が国の活動状況を、関係者を代表する委員に対して情報提供するとともに、IPPCにおける検討議題に関する意見交換を行うため、2007年から開催しています。年1~2回開催しており、ホームページを通じて一般の方から事前に意見・情報募集するとともに、連絡会への傍聴も受け付けております。

我が国におけるIPPC関連会議の開催

IPPC関連会議はFAO本部(ローマ)のほか、加盟国においても開催されます。我が国はこれまでに以下の会議をホストしています。

今後とも、IPPC関連会議への農林水産省職員の参画やIPPC関連会議を我が国で開催することを通じて、IPPCの活動に知的貢献及び運営面での貢献を行っていきます。  

開催年月日 会議名[外部リンク] 開催地
2009年1月26日~30日 植物検疫処理に関する技術パネル(TPPT)(英文) 東京
2010年7月26日~30日 植物検疫処理に関する技術パネル(TPPT)(英文) 京都
2012年12月3日~7日 植物検疫処理に関する技術パネル(TPPT)(英文) 名古屋
2013年7月8日~12日 植物検疫処理に関する技術パネル(TPPT)(英文) 福岡
2014年12月1日~5日 ミカンコミバエ種群植物検疫処理専門家会議(ECBD)(英文) 沖縄
2015年8月31日~9月4日 植物検疫処理に関する技術パネル(TPPT)(英文) 福島
2016年8月29日~9月2日 植物検疫処理に関する技術パネル(TPPT)(英文) 東京
2017年5月15日~19日 能力開発委員会(CDC)(英文) 東京
2018年12月3日~7日 ePhyto運営部会(ESG)(英文) 東京
2019年10月27日~11月1日 サーベイランス及び病害虫無発生地域に関するIPPC国際シンポジウム(英文) 静岡
2023年1月16日~20日 品目基準に関する技術パネル(TPCS)(英文) 東京
2023年10月16日~20日 ISPM23「検査の指針」の附属書「栽培地検査」に関する専門家作業部会(EWG)(英文) 東京

 

リンク

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課国際室

担当者:国際班
代表:03-3502-8111(内線4561)
ダイヤルイン:03-3502-5978

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