4.円滑な食品アクセスの確保
「2024年問題」は、トラックドライバーの労働環境の改善だけでなく、農産物等の物流確保、産地等の負担抑制等、食料安全保障の観点からも重要な課題である。輸送力不足への対応について産地等への影響を明らかにして懸念を払拭する必要があるため、ア)九州、北海道等の産地からの幹線輸送を大ロット化し、複数ドライバーによる中継輸送にも資する、中継共同物流拠点の整備、イ)荷積み・荷卸しの効率化や荷待ち時間の短縮に資する、標準仕様パレット、トラック予約システム等の導入、ウ)トラック輸送への依存度を軽減する、鉄道・船舶等へのモーダルシフトといった具体的な取組を支援し、物流事業者や産地等の荷主事業者が作成する分野・業者別の「自主行動計画」の実行を政府一体となって後押しする。
また、買物困難者や経済的に困窮している者への円滑な食品アクセスを確保するため、地方自治体、社会福祉協議会、JA、食品事業者、NPO等の地域の関係者が連携する体制づくりを支援するとともに、移動販売車等の買物困難者対策や、フードバンク、こども食堂、こども宅食等への食品提供等の経済的に困窮している者への対策を推進する。
<関連情報>
農林水産省HP「食品等の流通の合理化について」
農林水産省HP「円滑な食品アクセスの確保」
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