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農林水産省

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4.てん菜

(1)災害等に備えるための保険加入

   近年、過去に例のない災害が多発しており、令和5年は7月以降の高温などの影響により、単収・糖度ともに平年を下回った。
   災害対策の基本として、自然災害などのリスクに対しては、収入保険又はてん菜共済への加入により、農業者自らが備えることが重要。てん菜共済は、ほ場での自然災害による収量減少を補償。収入保険は、ほ場での自然災害による収量減少に加え収穫後の事故や価格低下など農業者の経営努力では避けられない様々な要因による収入減少を補償。このため、青色申告者には収入保険、白色申告者にはてん菜共済への加入を勧める。

(2)災害等対策

   湿性火山灰土壌、重粘土壌等、過湿、滞水等の被害を生じやすい排水不良ほ場では、暗きょ排水、明きょ排水等を整備するとともに、心土破砕等の土層改良に努める。また、生育初期に畦間にサブソイラを通し、透水性の改善に努める。
   ほ場が冠水した場合は、表面滞水を排出するための小排水路をほ場内に設け、褐班病や根腐病に対する適切な防除に努める。また、収穫期に冠水した場合には、早期の収穫に努める。
   軽しょう火山灰土壌地帯では、は種後又は定植後に、強風によって土粒子の飛散による被害が懸念されるので、被覆植物の播種や畝間への盛土施工等の風害軽減対策の実施に努める。
   育苗施設については、積雪や強風による被害を回避するため、補強や降雪後の加温や除雪に努める。

お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

代表:03-3502-8111(内線3130)
ダイヤルイン:03-3502-3162

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