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神奈川県|にっぽん伝統食図鑑

神奈川県

花

開港の地が育んだ「文明開化」の味と、多様な風土の恵み


日本列島のほぼ中央に位置する神奈川県は、北西部に箱根や丹沢の山地、中央に相模川、南東には東京湾と相模湾に面した沿岸部が広がる起伏に富んだ地形が特徴である。温暖な気候を活かした農畜水産物の生産も盛んに行われており、この変化に富んだ風土が、バラエティー豊かな食文化を形作ってきた。

1859年の横浜港開港は、神奈川の食における大きな転機となった。外国文化の玄関口となった横浜は、西洋の食文化をいち早く受け入れた。肉食の習慣「牛鍋」は文明開化を象徴する味として広まった。

古都・鎌倉の精進料理をルーツとする「けんちん汁」や、三浦・湘南エリアの新鮮な海の幸、内陸部の粉食文化など、地域ごとに多彩な味が受け継がれている。小田原のかまぼこなどの名産品も多く、異国の文化を柔軟に取り入れながら伝統的な知恵と融合させてきた神奈川の食は、今も多様な魅力を持っている。