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農林水産省

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兵庫県朝来(あさご)地域

農林水産業システムの名称 「岩津ねぎを核とした資源循環型農業システム=伝統種子の継承と地域連携による里地里山保全=」

◇令和7年1月 日本農業遺産認定

多様な品目がパッチワーク状に栽培されている風景

(写真:岩津地区のパッチワーク状の景観)

中山間地の狭小な谷間地域で、稲わらや籾殻、但馬牛の堆肥を主とする地域資源を活用した循環型農業が営まれ、伝統野菜「岩津ねぎ」等が栽培されるとともに貴重な生物多様性が育まれている。

朝来地域は兵庫県のほぼ中央部に位置する中山間地域であり、日本海側気候の影響で、冬には多くの積雪や降雨があります。他地域からの資源導入が困難な時代から、水稲や野菜、但馬牛を中心とした資源循環型農業システムが形成され、伝統野菜の岩津ねぎ等が栽培されてきました。岩津ねぎは、江戸時代後期に生野鉱山従事者の冬期の食料確保を目的に生産が始まり、長年にわたって山際の畑で栽培・採種されてきました。資源循環型農業によって、周辺には特別天然記念物のオオサンショウウオやコウノトリ、ねぎを吸蜜源とする希少種のウスバシロチョウなどが生息し、生物多様性にも寄与しています。また、病害虫対策として岩津ねぎのほ場を分散させる慣習が継承され、パッチワーク状の特徴的な景観が生み出されました。

岩津ねぎ

(写真:朝来市特産 岩津ねぎ)

オオサンショウウオ(左)、コウノトリ(中)、ウスバシロチョウ(右)

(写真:生物多様性保全の指標となる、特別天然記念物のオオサンショウウオ(左)とコウノトリ(中)、希少種ウスバシロチョウ(右))

朝来地域紹介動画

地域概要

参考

朝来市ホームページ(外部リンク)

 

お問合せ先

農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室

担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)

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