

47都道府県の特産食材と、それらを組み合わせた絶品カレーレシピを、旬に合わせて紹介します。
第2回



岡山県
さわら
郷土料理ばら寿司の具材に使われるなど、岡山県ではとても身近な魚のさわら。春、産卵のために瀬戸内海に入ってくるタイミングで漁獲され、身だけでなく、真子は煮つけ、白子は味噌汁などにして食べる文化があります。見た目から白身魚と思われることの多いさわらですが、正しくは赤身魚の回遊魚。淡白な味わいで上品な甘みもあり、くせがないため、西京漬や柚庵焼きにもよく使われます。鮮度の落ちやすい魚なので、切り身を購入した場合は早めに食べ切るようにしましょう。
佐賀県
アスパラガス
温暖な気候に恵まれた佐賀県でのアスパラガス栽培は、雨よけハウスを利用して1月から10月頃まで収穫が行われます。6・7月頃から収穫がはじまり旬を迎える夏芽のアスパラガスは、肉質はしっかり、シャキっとした食感で、さわやかな甘みとうま味が特徴です。「アスパラギン酸」というアミノ酸が含まれているので、暑さでバテがちな夏に食べたい野菜でもあります。濃い緑色で全体にみずみずしくハリがあると新鮮な証拠。茎がまっすぐで、太さが均一で、穂先がかたくしまったものを選ぶのがおすすめです。
簡単に作れるのに、香りも味も本格派!
しっとり、やわらかな身のさわらと、アスパラガスのシャキシャキ感、パプリカのジューシーさで、さまざまな食感を楽しめるスープカレー。オリーブオイルでにんにくとカレー粉を炒めるという一手間で、スパイシーな風味が際立ち、まるで様々なスパイスを入れたかのような本格的な香りに。この香りが食欲を刺激し、スープのさらりとした口当たりと相まって、バテがちな夏にも思わずおかわりしたくなるカレーです。
材料をそろえよう
夏野菜のカラフルさで、食卓に彩りを!
アスパラガスのグリーンと合わせて鮮やかさを出すなら、パプリカの2色使いがおすすめです。

材料(2人前)
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- さわら
- 2切れ (1切120グラム)
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- アスパラガス
- 4本
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- パプリカ
- 2分の1個分
(2色使う場合は、4分の1個ずつ)
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- オリーブオイル
- 大さじ2
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- カレー粉
- 大さじ1
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- コンソメ
- 大さじ1
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- おろしにんにく
- 小さじ1
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- 水
- 400ミリリットル
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- サラダ油
- 小さじ1
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- 塩胡椒
- 少々
つくってみよう
プロの技で、本格カレーの風味が実現!
にんにくとカレー粉を炒めるのがポイント!魚くささも気にならなくなります。
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1
さわらは一口大に切り、塩胡椒をふる。
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2
アスパラガスは下の硬い部分をピーラーでむき、半分に切る。
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3
パプリカはタネをとり、縦に6等分する。(今回の写真と動画では赤と黄色を4分の1個ずつ使い、3等分に)
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4
フライパンにオリーブオイル、おろしにんにく、カレー粉を入れてから火をつけ、ふつふつさせてから、さっと炒める。
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5
香りが出てきたら、水、コンソメ、さわらを加えて加熱する。
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6
沸騰したら、アスパラガス、パプリカを加え、さわらに火が通るまで5分ほど加熱して完成!
完成!

動画でもチェック!
より詳しい説明や、おいしく作るポイントは動画をチェック!
Profile

Mako(まこ)さん
フードクリエイター、栄養士、フードコーディネーターの資格を持つ、アイデア料理研究家。著書に「家政婦Makoのずぼら冷凍レシピ」(マガジンハウス)などがある。

農林水産省「国際果実野菜年2021」公式HP
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/iyfv.html
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