川魚を知って好きになる!



釣り研究家。釣り歴50年。釣り具メーカーのグローブライド・DAIWAを退職後、現在は釣りの企画運営や、テレビ番組をはじめとするメディアでの監修などを行っている。
初心者にも安心な管理釣り場がおすすめ
管理釣り場とは整備された川や池で、利用料を支払って釣りが楽しめる施設のこと。全国に400か所以上あります。管理人が常駐しており、竿(さお)や装備のレンタル、エサの購入もできます。管理釣り場の中には、自然の渓流を区切って作られた「渓流釣り場」もあり、初心者でも気軽に渓流釣りを体験できます。
※利用料には、後述する「遊漁券」の料金も含まれています。

指導員の方がいれば、エサの付け方や釣り方を教わることもできます。
奈良子釣りセンター
山梨県大月市
場内には奈良子川の自然渓流を使った釣り場2か所と、池タイプの管理釣り場2か所の計4か所の釣り場があります。竿のレンタルやエサの購入も可能。釣った魚でバーベキューも楽しめます。

渓流釣りで用意するもの
釣りをするときの服装や基本的な竿について紹介します。
防水・防虫対策は万全に

初心者はのべ竿がおすすめ
竿は大きく分けると、リール(手元で糸を巻き取る器具)を使うリール竿と、使わないのべ竿があります。リールの操作は慣れが必要なので、最初はのべ竿から使ってみましょう。

楽しく釣りをするためには安全第一で
釣りは自然の中で行うので、さまざまな危険があります。何よりも安全第一を心がけましょう。

釣り場の天候は必ず確認。風雨や落雷の予報があったらすぐに中止しましょう。
釣りに行く数日前に雨が降った場合でも、川が増水していることがあるので、迷わず中止にしましょう。
釣り当日、川の上流域で雨が降ったときは急に増水することがあるので、水が濁りだしたら安全な高台へ避難してください。

穏やかに見えても川の流れには要注意。川に入るときは、ひざの深さまでを心がけましょう。
川底は滑りやすく砂や石が崩れやすいので、常にすり足で歩くようにして細心の注意を。

クマやイノシシなどの出没情報は必ず事前確認を。危険な場所には立ち入らないようにしましょう。
アブやブヨ、ハチなどが大量発生している場所もあります。釣りを始める前に目視での周辺確認も忘れずに。
守ってほしい渓流釣りのルールとマナー

ルールとマナーを守って、釣りを楽しみましょう。
漁業権の設定された河川や漁業協同組合により管理されている河川で釣りをするときは、漁業協同組合が発行している「遊漁券」が必要で、付近のコンビニの発券機や釣具店、Webなどで購入できます。釣りができる日にち・場所が明記されているので必ず守らなくてはなりません。管理釣り場では使用料に含まれているので、必要ありません。

各河川では釣ってよい魚種や数が決まっています。「キャッチ&リリース」の釣り場では、魚を持ち帰ってはいけません。事前に都道府県や漁業協同組合のWebページで確認しましょう。
渓流釣りでねらう魚は人の気配に敏感なので、1か所に留まるのではなく、移動しながら釣ります。下流から始め、上流に向かって移動するのがマナーです。
飲食のゴミ、外した釣り針や糸、余ったエサなどは、必ず持ち帰りましょう。


遊漁券はネットから
入手できる
遊漁券は現在、スマホアプリやWebサイトで購入できる箇所が増えています。釣り場に到着した当日でも購入できるので便利です。なお、遊漁券の印刷が必要な場合もありますのでよく確認してください。釣ってよいエリアや河川の水位といった情報も、アプリでリアルタイムに確認できます。

FISH PASS(フィッシュパス)
306か所のエリアで利用可能。購入できる遊漁券には、傷害保険サービスが自動で付加されているので安心。釣り場の場所や水位などの情報も分かる。
https://www.fishpass.co.jp/news/
マンガで釣りを楽しく学べる!
料理好きと釣り好きの女子高生が出会い
釣って、さばいて、おいしくいただく
カワセミさんの釣りごはん
田舎に転校してきた人見知りで料理好きの女子高生「カワセミ」。クラスメイトで孤高の釣り好きギャル女子高生「ミサゴ」。一見正反対に思える女子高生二人のアウトドアライフが描かれます。1巻から8巻まで発売中。




ひょんな出会いから姉妹になった
二人のスロー釣りライフ
スローループ
亡き父に教わったフライフィッシングをひとりで嗜む「ひより」。 そんなときに出会ったのは、母親の再婚相手の娘で同い年の「小春」。ひょんな出会いで「姉妹」になった二人のスロー釣りライフ。1巻から8巻まで発売中。



地域の漁業を深く知るために
「2023年漁業センサス」
を実施
漁業センサスは、我が国の漁業について、その生産構造、就業構造、漁村、水産加工業等の実態を明らかにするために5年ごとに行われる統計調査です。調査結果は、海面漁業や内水面漁業、水産加工業の振興等に役立てられます。「2023年漁業センサス」は、2023年10月1日から調査を開始します。
※漁業センサスのトップページです。2023年漁業センサスのキャンペーンサイトは9月公開予定です。

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