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農林水産省

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プレスリリース

野菜の生育状況及び価格見通し(令和6年2月)について

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令和6年1月31日
農林水産省

農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和6年2月)について、主産地等からの聞き取りを行いましたので、その結果を公表します。

1.背景

近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的として、平成23年より、主産地、卸売会社等からの聞き取りを基に、野菜の生育状況や価格の見通しを情報発信しています。
今回、聞き取り結果に基づく、令和6年2月の野菜の生育状況及び価格の見通しを次のとおり公表します。

2.概要

   令和6年2月は、ねぎ、ばれいしょの価格がお買い得の見込みです!!

「野菜を食べよう」プロジェクト

農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べよう」プロジェクトを実施しています。
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。
皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。
詳細は次のURLをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html

ネギと牛肉のうま煮 いももち
ネギと牛肉のうま煮 いももち


また、「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ」、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でも野菜のレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。

令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/aftercovid19/1.html

「cookpad 農林水産省のキッチン」
https://cookpad.com/kitchen/11469357(外部リンク)

「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00046.html(外部リンク)

ねぎを使ったおすすめレシピ
ネギのと牛肉のうま煮【農業女子】ネギ農家の焼き白ネギマリネ(外部リンク)等】

ばれいしょを使ったおすすめレシピ
いももちじゃがいもと米粉のニョッキ 菜園風(外部リンク)等】

3.主要な野菜の生育、出荷及び価格の見通し

品目 主産地
( )書きは令和5年
2月の入荷
シェア
今後の生育及び出荷見通し 2月の価格見通し
(平年(直近5か年平均)比)
だいこん
神奈川(50%)
千葉(41%)


神奈川県産、千葉県産ともに11月下旬以降の気温高や適度な降雨により生育が前進しており、作型の切り替わりによる一時的な出荷数量の減少が発生する可能性はあるものの、全体として、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
にんじん 千葉(75%)
埼玉(10%)

主産県において生育は順調であり、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
はくさい 茨城(81%)
群馬(12%)

茨城県産に加え、群馬県産の出荷が増加する。
群馬県産の生育は順調。茨城県産は11月以降の気温高により生育が前進しており、2月中に作型の切り替わりを迎えるため、2月の出荷数量は平年を下回る見込み。
全体として、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。

平年を上回って推移
キャベツ 愛知(63%)
千葉(23%)

愛知県産の生育は順調。千葉県産は11月以降の気温高により生育が前進しており、2月中に作型の切り替わりを迎えるため、2月の出荷数量は平年を下回る見込み。
全体として、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。



平年を上回って推移

ほうれんそう
茨城(39%)
群馬(35%)


主産県において生育は順調であり、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
ねぎ
千葉(34%)
茨城(20%)
埼玉(18%)


茨城県産の生育は順調。千葉県産・埼玉県産は8月から9月にかけての高温や干ばつにより生育が停滞したことから後ろ倒しの出荷となっており、2月の出荷数量は平年を上回る見込み。
全体として、2月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。

平年を下回って推移
レタス 静岡(31%)
茨城(20%)
長崎(12%)

静岡県産・長崎県産に加え、茨城県産の出荷が増加する。
静岡県産・茨城県産は12月中旬以降の気温高により生育が前進しており、静岡県産は切りあがりが早まり、2月の出荷数量は平年を下回る一方、茨城県産は前倒しの出荷となり、2月の出荷数量は平年を上回る見込み。長崎県産の生育は順調。
全体として、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
きゅうり
宮崎(37%)
群馬(18%)
千葉(17%)


主産県において生育は順調であり、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
なす
高知(63%)
福岡(20%)


主産県において生育は順調であり、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
トマト
熊本(34%)
栃木(22%)
愛知(16%)


栃木県産の生育は順調。熊本県産・愛知県産は12月中下旬の気温高で生育が急激に進んだため、なり疲れにより一部着果不良が見られるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。
全体として、2月の出荷数量・価格は平年並みの見込み。

平年並みで推移
ピーマン
宮崎(43%)
茨城(18%)
高知(16%)


主産県において生育は順調であり、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
ばれいしょ
北海道(64%)
鹿児島(32%)


長崎県産の出荷が減少し、北海道産・鹿児島県産中心の出荷に切り替わる。
北海道産は4月~7月天候が安定していたため、玉付が良く(収穫及び貯蔵は完了)、2月の出荷数量は平年を上回る見込み。鹿児島県産は一部産地において11月以降の干ばつにより生育が遅延しているものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。
全体として、2月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。

平年を下回って推移
さといも 埼玉(43%)
愛媛(24%)

埼玉県産・愛媛県産において8月~9月の高温・干ばつの影響により小玉傾向が見られるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。
全体として、2月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。

平年並みで推移
たまねぎ 北海道(82%)
静岡(15%)

北海道産に加え、静岡県産の出荷が増加する。
静岡県産の生育は順調。北海道産は収穫及び貯蔵が完了しており、
8月から9月にかけての高温・干ばつの影響により歩留まりの低下に加え、小玉傾向となっている。
全体として、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。

平年を上回って推移



注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が90%以上、110%以下であることを示している。

<添付資料>
東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 99KB)

これまでの公表資料は、次のURLページで公開しております。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

お問合せ先

農産局園芸作物課

担当者:新保、栗田、小野
代表:03-3502-8111(内線4822)
ダイヤルイン:03-3502-5961

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