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農林水産省

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農業者の皆様へ

作物の栄養分となる肥料は、作物生産において必要不可欠なものであり、重要な農業生産資材の一つですが、肥料原料のほとんどを海外に依存していますので、肥料の価格は国際市況の影響を強く受けざるを得ません。

避けることが難しい国際市況の影響を少しでも緩和するため、作物の品質や収量を維持しつつ、肥料のコスト低減を図る方法を整理しましたので、御活用ください。

なお、このページは今後も新しい情報が入れば随時更新してまいりますので、時々、チェックしてみてください。

<肥料のコスト低減を図る方法>

  1. 配送費を減らしてみませんか
  2. 安価な肥料銘柄に替えてみませんか
  3. 肥料の購入先を見直してみませんか
  4. 土づくりに力を入れてみませんか
  5. 土壌診断や土壌管理アプリを使用してみませんか
  6. いろいろな施肥量の低減技術を導入してみませんか

1  配送費を減らしてみませんか

資材販売店により取組内容は異なりますが、以下例のように配送方式を変えることで配送費を安くしたり、配送費込みの肥料価格の場合は値引きメニューを用意しているお店があります。

【例】

(大規模農家向け)

  • 肥料工場から農家への10トン以上満車直送
    ⇒  70円/20kg程度※1 のコスト削減
  • フレコン輸送
    ⇒  100円/20kg程度※2 の値引き

(小規模農家向け)

  • 農家が販売店で肥料を受け取る「直取り」
    ⇒  50円/20kg程度※3 のコスト削減
※1:複数の事例を基に試算(離島を除く)
※2、3:個別の取組事例

2  安価な肥料銘柄に替えてみませんか

資材販売店により取り扱っている肥料の種類は異なりますが、現在使用している肥料の銘柄を切り替えることで、肥料費等を減らすことができます。土壌や作物の状況などに応じて、適切な銘柄を選定しましょう。

【例】

(国際市況に影響されにくい国産の安価な原料(鶏糞燃焼灰や堆肥等)を用いて製造された肥料)

  • 鶏糞燃焼灰入り肥料
    ⇒  同成分の普通化成から切り替えた場合(鶏糞燃焼灰10%で設計)、40円/20kg程度※4 のコスト削減
  • 混合堆肥複合肥料
    ⇒  慣行肥料(牛糞堆肥+苦土石灰+高度化成)から切り替えた場合、6,700円/10a程度※5 のコスト削減
      (肥料費+労働費)

(全国各地で広く販売されている肥料)

  • 汎用肥料(N14-P14-K14等)
    ⇒  同成分の地域専用肥料から汎用肥料に切り替えた場合、600円/20kg程度※6 のコスト削減

なお、JA全農では、特定の汎用肥料について事前に予約注文を積み上げ、入札を経てメーカーに大量発注することで価格を引き下げた銘柄も取り扱っています。 JA全農の共同購入の取組[外部リンク]

(その他)

  • オーダーメード配合肥料
    ⇒ 土壌診断結果に基づいたオーダーメード配合肥料に切り替えることで肥料ロスをなくすことができ、コスト削減できる場合があります。
※4:複数の事例を基に試算
※5:農研機構技術マニュアル「混合堆肥複合肥料の製造とその利用~家畜ふん堆肥の肥料原料化の促進~(令和2年3月31日)」
※6:個別の取組事例

3  肥料の購入先を見直してみませんか

資材販売店を対象に実施した肥料の販売価格調査※7 では、同じ銘柄や同成分の肥料であっても約2~4倍の価格差が存在することが明らかになっています。肥料の購入先を見直すことで、肥料を安価に購入することができます。

肥料を購入する際には、アグミル(農業者と資材業者の取引のマッチングを支援するサービス)[外部リンク]も御活用ください。

※7:農林水産省「国内外における農業資材の供給の状況に関する調査結果(令和2年9月8日)」(PDF : 2,941KB)

  成分(%)(N-P-K)  販売価格(円/20kg)  平均価格(円/20kg)
 硫安(硫酸アンモニウム)(粒) 21-0-0  770~2,050円  1,193円
 尿素(粒) 46-0-0  1,150~3,000円  1,803円
 過リン酸石灰(粒) 0-17.5-0 1,287~2,800円 1,737円
 塩化カリウム(粒) 0-0-60 1,230~3,938円 2,053円
 一般高度化成 14-14-14 1,186~3,212円 1,597円

 

4  土づくりに力を入れてみませんか

緑肥や堆肥等を利用することで、土づくりができるだけでなく、化学肥料を節減することでコスト削減できる場合があります。困った時には、お近くの土づくり専門家(施肥技術マイスター、施肥技術シニアマイスター、土壌医(以下の(4)参照))に相談してみましょう。

(1)緑肥の利用

各緑肥作物について、主な品種と栽培方法、すき込み時期とすき込み方法のほか、減肥可能量の決め方と減肥栽培等についても解説されています。また、実際の導入事例とその経営評価の結果についても掲載されています。

【問合せ先】
農研機構 お問い合わせフォーム[外部リンク]


(2)堆肥の利用

開発した混合堆肥複合肥料を生産農家で栽培実証する中で得られた知見について失敗例も交えながら記載されています。
生産農家向けに作物栽培事例についても掲載されています。

【問合せ先】
農研機構 お問い合わせフォーム[外部リンク]

ペレット堆肥の活用事例をとりまとめています。堆肥は散布に労力がかかる、地域によっては入手しにくい等の課題がありますが、堆肥を粒状に成形加工したペレット堆肥は、このような課題を解決することができます。

【問合せ先】
農林水産省 生産局 農業環境対策課 土壌環境保全班
(TEL:03-3593-6495)


  (3)土づくり肥料の利用

土づくり肥料(石灰窒素、ようりん、苦土重焼燐、リンスター、ケイカル、アヅミン、けい酸加里肥料)について、使い方や効果等が詳しく記載されています。Q&Aや優良事例集についても掲載されています。

【問合せ先】
JA全農 耕種資材部 技術対策課
(TEL:03-6271-8291)


(4)土づくりに関する相談先

土壌分析や施肥設計等の相談ができる全国の土づくり専門家(施肥技術マイスター、施肥技術シニアマイスター、土壌医)のリストや土づくりの活動事例等を紹介しています。

【問合せ先】
農林水産省 生産局 農業環境対策課 土壌環境保全班 
(TEL:03-3593-6495) 

5  土壌診断や土壌管理アプリを使用してみませんか

土壌診断や土壌管理アプリを使用することにより、土壌中の肥料成分の過不足等を見える化することができますので、施肥設計の効果的な見直しが可能となり、減肥や作物の収量安定につながります。

(1)土壌診断

土壌診断の分析項目や診断結果の見方等について詳しく記載されています。また、土壌分析用の試験紙とスマートフォンを組み合わせた、栽培中のリアルタイム土壌診断専用の簡易土壌分析ツール「スマートみどりくん」が紹介されています。

【問合せ先】
<組合員>
最寄のJA。JAの窓口がわからない場合は府県本部の土壌診断問合せ窓口[PDF : 213KB、外部リンク]

<組合員以外>
JA全農全国土壌分析センター
メール:zz_zk_hiryo-gijutsu@zennoh.or.jp 
 

土壌の化学性、物理性、生物性、堆肥等有機質資材、作物品質に関する豊富な分析・診断メニューが紹介されており、 作物の生育改善に重点を置いたアドバイスを行っています。

【問合せ先】
一般財団法人 日本土壌協会
(TEL:03-3292-7281) 

現場で土壌養分を手軽に診断可能な試験紙を用いたリアルタイムの簡易土壌診断キット「みどりくん」や、土壌診断の分析結果をネット上で管理可能な「全国土の会」会員向けサービスの「Webみどりくん」などが紹介されています。

【問合せ先】
全国土の会
(TEL:03-3426-1771)
 

(2)土壌管理アプリ

(農研機構 日本土壌インベントリー[外部リンク])

家畜ふん堆肥等の有機質資材を土壌に施用した際の土壌有機物の増減量が計算できるアプリです。

【問合せ先】
農研機構 お問い合わせフォーム[外部リンク]

施肥日から収穫日までの被覆尿素肥料からの窒素溶出量が日単位で計算できるアプリです。

【問合せ先】
農研機構 お問い合わせフォーム[外部リンク]

家畜ふん堆肥や緑肥等の窒素肥効(無機態窒素)を予測し、減肥が可能な窒素量を計算できるアプリです。

【問合せ先】
農研機構 お問い合わせフォーム[外部リンク]


6  いろいろな施肥量の低減技術を導入してみませんか

さまざまなタイプの施肥量低減技術が紹介されています。経営にあった技術を積極的に導入してみましょう。

施肥量の低減技術などについて、品目ごとに基本的な技術から最新の技術まで幅広く紹介されています。

品目ごとに、現場で抱えている技術ニーズに対して、民間企業等から提案のあった技術が掲載されています。

可変施肥機能付きの高性能田植機や、ドローンのセンシングで得られたデータを活用した無人ヘリや施肥機による可変追肥など、スマート農業技術の製品やサービスの特長、導入メリット、価格帯の目安等が紹介されています。

効率的施肥の推進や化学肥料の使用低減技術のほか、農政の重要課題に即した技術的な対応や、今後、農業の発展に資すると期待される新技術について掲載されています。

JA全農が農家手取りを最大化するために実施している「トータル生産コスト低減」※8 に関する取組について掲載されています。

※8:物財費削減、労働費低減、生産性向上といった農業生産にかかる提案や農業者の多様なニーズに対し、トータルの視点で農業者の所得向上を目指す考え方

JA全農が「トータル生産コスト低減」に向けて普及を進める省力・低コストに資する技術等の概要が掲載されています。

JA全農が「トータル生産コスト低減」に向けて普及を進める「Z-GIS(営農管理支援システム)」や「ザルビオフィールドマネージャー(AI搭載の栽培管理支援システム)」を活用した技術が掲載されています。

お問合せ先

生産局技術普及課生産資材対策室

代表:03-3502-8111(内線4728)
ダイヤルイン:03-6744-2435
FAX番号:03-3597-0142

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