更新日:平成29年3月31日
作成日:平成27年11月26日
調査結果
2.1. 鶏肉
2.1.3. リステリア・モノサイトジェネス
農林水産省消費・安全局は、鶏肉のリステリア・モノサイトジェネス汚染を低減する施策を検討するために表23の調査を行いました。鶏肉のリステリア・モノサイトジェネス汚染に影響する可能性のある事項、つまり、国内の農場や加工施設等における肉用鶏(ブロイラー12及び地鶏13)の感染状況等を把握するために、鶏肉以外にも、肉用鶏の新鮮盲腸便や盲腸内容物を採取して調べました。
表23:鶏肉のリステリア・モノサイトジェネス対策を検討するための調査の実施状況(平成22~26年度)
主な目的 |
規模 |
試料 |
年度 |
結果詳細 (章番号) |
【肉用鶏農場】 | 2.1.3.1 | |||
ブロイラー農場(鶏群14)の菌保有状況の把握 |
20農場 (20鶏群) |
新鮮盲腸便 |
H22 | 2.1.3.1.1 |
地鶏農場(鶏群)の菌保有状況の把握、衛生対策実施状況の把握 |
21農場 (21鶏群) |
新鮮盲腸便 |
H22 | 2.1.3.1.2 |
ブロイラー農場の鶏群及び鶏舎内部の菌汚染状況の把握 |
10農場 |
新鮮盲腸便、鶏舎内拭取 |
H26 | 2.1.3.1.3 |
【食鳥処理場】 | 2.1.3.2 | |||
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握、 同鶏群の出荷前の菌保有状況の把握 |
2処理場、 8農場 (25鶏群) |
新鮮盲腸便、 盲腸内容物、 鶏肉 |
H24 | 2.1.3.2.1 |
各処理日の1番目・2番目に処理されたブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握 |
2処理場 (44鶏群) |
盲腸内容物、 鶏肉 |
H23 | 2.1.3.2.2 |
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握 |
4処理場 |
盲腸内容物、 鶏肉 |
H25 | 2.1.3.2.3 |
12 ブロイラー:通常、ふ化後約7~8週間で食鳥処理される肉用鶏。
13 「地鶏肉の日本農林規格(PDF:107KB)」参照。
14 鶏群:同一鶏舎で飼育され、同日に出荷される鶏の単位。
なお、より安全な鶏肉を生産・製造するための衛生対策に関する資料や、実態調査の結果を掲載した論文、消費者向けのウェブサイト(「食中毒から身を守るには」)を、こちらのページ(2.1.3.3)で紹介しています。
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課担当者:危害要因情報班
代表:03-3502-8111(内線4457)
ダイヤルイン:03-6744-0490
FAX:03-3597-0329