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アニサキス(寄生虫(線虫類))[Anisakis]

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更新日:平成平成26年5月28日 

日本では、魚介類を寿司や刺身で食べる習慣があるため、アニサキス症の発生が多いといわれています。国立感染症研究所の推計では、日本において年間7,147件(2005年から2011年の年平均)のアニサキスによる食中毒が発生しているとされています。

アニサキスは、クジラやイルカなどの消化管に寄生して卵を産み、その卵がオキアミなどの体内で幼虫になって、海産魚やイカに食べられ、内臓や筋肉中に幼虫(2~3cm)として寄生します。それを人が食べると感染し、胃壁や腸壁に侵入します。

 

症状は?  

  • 魚介類などを生で食べた後、2~8時間後に、激しい腹痛、吐き気をおこします。ときに吐血することもあります。
  • 魚介類などを生で食べた後、10時間後以降に、激しい腹痛、腹膜炎症状をおこします。
  • 感染後1週間前後で虫が排出されることが多いのですが、時として慢性化し、数ヶ月にわたって生存しつづけることもあります。
  • 治療法は内視鏡による摘出以外にありません。

     

    原因になりやすい食品は?

     

    サケ、サバ、タラ、イカ等の海産魚介類の刺身等

     

アニサキス

独立行政法人水産総合研究センター提供

Anisakis simplex sensu stricto

予防のポイントは?  

  • 海産魚介類を生で食べる場合は十分な注意が必要です。
  • 十分な冷凍(-20℃、24時間以上)や加熱調理でアニサキス幼虫は死にます。
  • 新鮮な魚類の場合、多くは魚の内臓表面に寄生し、筋肉内に寄生している場合は少ないので、内臓を除去し、十分に洗浄することで感染の確率を下げることができます。 ただし、アニサキス幼虫は鮮度が落ちると、内臓から筋肉に移動することが知られています。
  • サケ科魚類の場合は筋肉内に寄生していることが多く、注意が必要です。
  • イカ類の場合は、アニサキス幼虫が目で見えることが多いので、アニサキス幼虫がついていることに気づいたら、生で食べることは避けてください。
  • 一般的な料理で使う程度の醤油、塩、わさび、酢の量や濃度、処理時間ではアニサキス幼虫は死にません。 

参考

食中毒をおこす細菌やウイルス図鑑へ

お問い合わせ先

消費・安全局消費者行政・食育課
担当者:リスクコミュニケーション推進班
代表:03-3502-8111(内線4600)
ダイヤルイン:03-3502-8504
FAX:03-6744-1974