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農林水産省

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(I)水田作

目次

   水田作においては、主食用米の需要減少が続く中、引き続き需要に応じた生産を進めることが重要であり、麦、大豆や米粉用米等の収益性や定着性の高い品目への転換を進めるとともに、これらの品目の生産性向上や高付加価値化の取組を推進する必要がある。
   また、関東以西の米麦二毛作が可能な地域においては、良質な水稲晩生品種への転換等による地域の作付体系の見直しや、作業効率・排水性向上のための水田の団地化・汎用化による裏作麦を導入する等、水田の高度利用を推進する。これらの推進に当たっては、既存の農業機械・施設を作物間で最大限に活用することや、水稲直播栽培、麦・大豆の不耕起栽培、水田地下水位制御技術等の新技術や多収かつ良質な新品種の導入により、コスト縮減に努めることを併せて推進する。
   さらに、食品の安全や信頼の確保に向けた取組が重要となっていることから、カドミウム低吸収性水稲品種の育成及び産地への導入のための取組、農薬の適正使用の徹底や産地自らが残留農薬基準の遵守等を保証するためのGAP等の実践、米穀に係る保管環境等の適正な管理、トレーサビリティ確保に資する収穫物の区分管理や出荷記録の記帳・保管等の取組を推進する。
   併せて、近年、水田の強害雑草である雑草イネの発生が散見されることから、被害の軽減や拡散防止等のため、必要な対策を講じるとともに、農薬の流出防止のため、止水期間の遵守を徹底する。

<関連情報>
農研機構HP「様々な用途に向くお米の品種シリーズ」[外部リンク]
農林水産省HP「多収品種に取り組むに当たって-多収品種の栽培マニュアル-」(PDF:1,563KB)
農林水産省HP「飼料用米生産コスト低減マニュアル」(PDF:3,777KB)
分割版1(PDF : 2,500KB)分割版2(PDF : 2,490KB)分割版3(PDF : 1,994KB)

農研機構HP「極短穂茎葉型品種を活用したイネホールクロップサイレージ生産体験標準作業手順書」[外部リンク]
農林水産省HP「農業新技術2007」(不耕起汎用播種機(水稲・麦・大豆))(PDF : 1,566KB)
農林水産省HP「農業新技術2008」(湿害や干ばつを防止する新地下水位制御システム)(PDF : 2,201KB)
農林水産省HP「農業新技術2013」(4tトラックに積載可能な小型汎用コンバイン)(PDF : 349KB)
農研機構HP「雑草イネ・漏生イネ防除技術マニュアル」[外部リンク]
農研機構HP「雑草イネまん延防止マニュアルVer.2」[外部リンク]
農研機構HP「雑草イネおよび漏生イネに関する情報」[外部リンク]
農林水産省HP「担い手農家の経営革新に資する稲作技術カタログ」
農林水産省HP「コメ中のカドミウム低減のための実施指針」(PDF:1,340KB)

お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

代表:03-3502-8111(内線3130)
ダイヤルイン:03-3502-3162

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