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根強い人気のりなり寿司はファーストフード

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和ごはん×いなり寿司

皆さんにも親しみ深い「いなり寿司」。でも実は地域によっていろいろなバリエーションが存在しています。今回は全国のいなり寿司の特色といなり寿司を美味しく作るコツをご紹介します。

いなり寿司 根強い人気のいなり寿司はファストフード

いなり寿司は江戸時代、稲荷神社に供えてあった油揚げの中にごはんを詰めたことが始まりだという説が知られています。江戸時代の文献には、屋台でいなり寿司が売られている様子が描かれています。当時から安価で、素朴な味でおいしく、手頃な食べ物として人気を博したと言われています。
現在もスーパーやコンビニではおにぎりの隣に並び、うどん店のサイドメニューにあるいなり寿司。江戸代から現代まで食べられているファストフードですね。
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それぞれ特徴のある、全国のいなり寿司

東西で寿司の形が違います。いなり寿司の形は関東地方で多く見かける「長方形型」と、関西の「三角形型」があります。長方形型は細長い油揚げでは半分に切り、四角の油揚げでは一辺を切り落として形をつくります。三角形型は、真四角の油揚げを対角線上で切って三角形を作ります。それぞれしょうゆと砂糖で煮付け、特に関東地域は濃口しょうゆで色濃く仕上げます。関西では薄揚げ(京揚げ)を使い、淡口(うすくち)しょうゆで味付けして色を薄く仕上げます。

特色のあるいなり寿司の中身

寿司の中身は関東のように寿司飯のみか、ごま、麻の実を混ぜるだけのシンプルなものや、関西地方を中心とする西日本では五目寿司のような具材の入ったいなり寿司も多くあります。全国には様々ないなり寿司があります。

栃木県のかんぴょう巻きいなり寿司
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かんぴょうは全国の約99%以上が栃木産です。甘辛く煮た油揚げに寿司飯を詰め、中央に油揚げと同じ味付けしたかんぴょうを巻いて、俵に見立てているのが特徴です。
作り方/農林水産省「うちの郷土料理」

愛知県のあぶらげずし(いなり寿司)
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日本三大稲荷とも呼ばれる豊川稲荷の門前町もいなり寿司の発祥の地とされる説もあります。豊川稲荷では江戸時代後半に「あぶらげずし」を考え出されたと言います。名古屋の「あぶらげずし」は甘辛く煮た油揚げいっぱいに寿司飯を詰め、底を閉じないのが特徴です。
作り方/農林水産省「うちの郷土料理」

茨城県のいなり寿司は「五目いなり」
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農業県の茨城のいなり寿司の中身は、地元でとれる農産物をたっぷり使った「五目いなり」。郷土料理として長年親しまれています。特に笠間市では、日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷神社が鎮座していることから、古くから市民や参詣客に「笠間いなり寿司」を振る舞ってきたと言います。具材は、にんじん、ごぼう、しいたけ、舞茸、くるみなど地場産の食材を使っています。
作り方/農林水産省「うちの郷土料理」

雪国青森県の赤井おこわを詰めたいなり寿司
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青森県・津軽地方の「いなり寿司」は、酢飯がピンク色。紅しょうがを刻んで、餅米の酢飯に食紅といっしょに混ぜ込んでピンク色にしています。味付けは、砂糖の代わりにざらめをたっぷり使って甘く仕上げます。
作り方/農林水産省「うちの郷土料理」

日本全国、郷土色豊かないなり寿司がたくさんあります。各地を旅しながら「いなり寿司食べ比べ」をしてみるのも楽しいですね。

一口メモ:いなり寿司をおいしくつくるには

おいしく油揚げを煮込むのは難しい。油揚げに味が染み込まなくて失敗することが多いです。油揚げは熱湯の中で2~3分茹でて油抜きをすること。油揚げか軽いので浮いてくるので、しゃもじで何回かおして、しっかり油抜きをすること。
油抜きをした油揚げはしっかり絞ってから甘辛く煮込むこと。
焦げに注意しながら落としぶたをして煮込む。煮汁は少し残すことがコツ。
(いなり寿司用味付け油揚げも市販されています。そのまま使えるのでとても便利です)。
ごはんはいつもより少し堅めに炊き、油揚げが甘いので、寿司酢には砂糖は加えないことがおいしくつくるコツです。

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