イネができるまで

農家でのイネのつくりかたを見てみよう!
1. 田おこし・代かき
田んぼの土をできるだけ深くほりおこし、土をこまかくします。それから田んぼに肥料をまき、水を入れてから土を平らにならします。こうして土をやわらかくすることでイネが育ちやすくなり、また雑草もはえにくくなります。

2. 苗つくり
種もみは病気や虫がついていないものを使うために、薬で消毒をします。塩水などにつけて種もみを選び、水を吸わせて芽の出しかたをそろえます。その種もみを育苗箱にまき、苗を育てます。

「もみ」とは、イネの実のこと

イネは根元から葉と茎がどんどんでて、株が大きくなります。これを「分げつ」といって、新しい茎がでるたびに根の数もどんどんふえていきます。

苗の根元を切ってルーペで見てみると、葉で吸った空気を、根に送る穴(通気こうといいます)がたくさん見えます。だからイネの根は、水の中でもかれないのです。

イネの実は「もみ」、皮を「もみがら」といいます。もみがらの中には茶色い玄米が入っています。玄米の茶色い皮(米ぬか)をとると、ごはん(白米)として食べている胚乳と、小さな芽と根がついた胚の部分があらわれます。
3. 田植え
田んぼに、育った苗を植えます。今ではほとんど機械で植えますが、機械が植えのこしたところは手で植えます。

4. 草取り・水の管理・追肥・防除
イネがよく育つように田んぼに肥料をまいたり、草を取ったり、田んぼが乾かないように水を入れます。また虫や病気がでないように、農薬をまきます。

5. イネ刈り・脱穀
コンバインという機械を使って実ったイネを刈り取り、イネの穂からもみを落として、ワラと分けます。

6. 乾燥・もみすり
もみは水分をふくんでいるので、長い間貯蔵できるように乾燥させます。もみがらをとり、玄米にします。

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