イネを育ててみよう!


学校やおうちで育ててみよう!
1. 種まき・苗つくり
- タマゴがちょうど浮くくらいの塩水(1リットルの水に塩を200gくらいとかしたもの)の中に種もみを入れ、しずむものだけをを選びます。
- 種もみの容積の2倍くらいの水に、お酢を20~50倍に薄めたものをつくります。その中に24時間つけて、消毒します。
- 芽がでやすくなるように、種もみを水に5~10日間つけます。
- 苗箱を用意します。発砲スチロールの箱か、60×20cmくらいの二重底になったプランターに数ヶ所、排水する穴を開けたものを使います。
- 芽が1~2mmでた種もみを、苗箱にまきます。3~4cmの間隔で、深さ5mmくらいのスジをつけます。種もみを2~3cmあけながらまきます。
- まきおわったら種もみが見えなくなるくらい土をかけジョウロで静かに水をかけます。

2. 田植え
地面の温度が13℃以上になったころに、田植えをします。
- 土の表面に、化成肥料(チッソ:リン酸:カリ=8:8:8のもの)を、1m2あたり40~50gふって水をいれます。
- クワなどで表面から5cmくらいの土をよくかきまぜてどろどろにします。
- 種まきから1か月くらいたって、15cmくらいになった苗を植えます。
- 苗を3本くらいまとめて、2~3cmの深さにさしこんでいきます。列の幅は30cm、株と株の間を25cmくらいとります。

3. 水管理・追肥
田植えして分げつがでそろうまでは、ぜったいに水を切らさないようにします。
分げつがでそろったら、「中干し」といって、田んぼの水をぬき、3~5日ほど土をかわかします。また、イネの葉が大きくなって少し黄色くなったら、化成肥料を1m2あたり15~20gくらい追肥します。
4. 病気・害虫
病気:イモチ病にかかると、ひどいときには収穫できなくなってしまいます。ほかに萎しゅく病、白葉がれ病などがあります。
害虫:トビイロウンカ、ヒメトビウンカ、ニカメイチュウなどが日本に多い害虫です。






5. イネ刈り・乾燥
手のひらに穂をのせてみて、5~10%くらいのもみに青っぽい色が残っているくらいが、収穫のめやすです。ハサミ、カマなどをつかってイネを刈り取ります。イネには水分がまだたくさん残っているので、一週間くらい日に干して乾かします。
6. 脱穀・もみすり
イネが乾燥したら、穂からもみだけをはずします。手や割りばしでイネをしごくと、簡単にとれます。とれたもみをすり鉢に入れ、野球のボールでごろごろこすると、もみがらがはずれて玄米が取り出せます。

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