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ジャガイモができるまで

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農家でのジャガイモのつくりかたを見てみよう!

1.(たね)いもをつくる

ジャガイモは(たね)をまくのではなく、いもそのものをいくつかに切って、畑に植えます。この(たね)いもに虫がついていたり、病気にかかっていると、よいいもができません。とれる(りょう)も少なくなってしまいます。だから、(たね)いも用の畑で特別(とくべつ)に育てて、検査(けんさ)に通ったものだけを使っています。

種いものイラスト

2. 浴光(よくこう)育芽(いくが)

(たね)いもから強い()が出るように、(ひく)い温度と強い光にあてて、1か月くらいおいておきます。こうすると()が出るのが早くなったり、育つ早さがそろってくれます。

3. 施肥(せひ)

(たね)いもを植えつける前に、畑に肥料(ひりょう)をまきます。関西(かんさい)より南の、あたたかく雨の多い地域(ちいき)では、肥料(ひりょう)が雨で流れたりするので、多めにまいています。

4. 植えつけ

ジャガイモはすずしい気候(きこう)()きなので、地面の温度が10℃になり、畑がかわいてたがやすことができるようになれば、できるだけ早く植えつけます。10a(アール)あたり(※)、4500~4800(かぶ)ぐらいを植えます。

(※)1a=10m×10m四方=100m2

畑で植え付けを行っている写真

5. 培土(ばいど)

()が出てから2週間くらいたって、いもが大きくなり始めたら、土よせをします。いもが育ちやすい温度になって、病気を(ふせ)いでくれます。また、いもに日があたって緑色になるのも、(ふせ)いでくれます。

培土の様子

6. 防除(ぼうじょ)

ジャガイモの病気や虫を(ふせ)ぐために、農家ではいろいろなことをしています。

  • よい(たね)いもを使う:病気や虫がついていないものを(えら)びます。
  • よい土をつくる堆肥(たいひ)を毎年(つづ)けてあげます。イネ科やマメ科の(くき)や葉を、堆肥(たいひ)にすることもあるのです。
  • 畑に肥料(ひりょう)を多くやりすぎない:いもが弱くなり、病気が広がりやすくなってしまいます。
  • 輪作(りんさく):同じ畑に(つづ)けてつくると、連作(れんさく)障害(しょうがい)といって、とれる(りょう)が少なくなったり、病気にかかりやすくなってしまいます。そこで、4、5年交たいで、いろいろな作物をつくっています。
  • 土を消毒(しょうどく)する:それでも病気にかかってしまったら、畑に薬をまいて消毒(しょうどく)します。

7. 収穫(しゅうかく)

ポテトハーベスターという、ジャガイモをとり入れるための機械(きかい)収穫(しゅうかく)します。

ポテトハーベスターで収穫する様子

8. 貯蔵(ちょぞう)

調理して食べたり、(たね)いもにするものは、()が出ないように、それぞれ5℃、3℃で貯蔵(ちょぞう)します。ポテトチップスなどに加工(かこう)するものは、でんぷんなどの炭水化物が(とう)にかわらないように、7~13℃で貯蔵(ちょぞう)しています。

ジャガイモは地下の(くき)が太ったもの

ジャガイモの花と実

白、赤むらさき、むらさきなど、色とりどりの花をさかせます。あまりにきれいなので、フランスの女王マリーアントワネットが、(むね)かざりにしたという話も(のこ)っています。花がさいたあとはトマトにそっくりな実がなりますが、これはジャガイモではありません。

ジャガイモの葉

らせんをえがくように(くき)から出ています。葉がかさなり合わないから、太陽の光が葉の1まい1まいに十分当たって、でんぷんができるようになっています。

地下の茎とストロン

地下の(くき)から、ストロンというわき()がのびます。ジャガイモは、このストロンの先が太ったものです。

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