3 調査結果の詳細 (1. 食育への関心について)
(1)食育の認知度
食育という言葉を知っていたか聞いたところ、『言葉を知っていた』と回答した人の割合が83.8%(「言葉も意味も知っていた」48.9%+「言葉は知っていたが、意味は知らなかった」34.9%)、「言葉も意味も知らなかった」と回答した人の割合が9.0%となっている。(図1 - 1)
食育の認知度について、性別にみると、『言葉を知っていた』と回答した人の割合は女性で高く、「言葉も意味も知らなかった」と回答した人の割合は男性で高い。
若い世代(20~39歳)では、『言葉を知っていた』と回答した人の割合が高い。(図1-1-1)
(2)食育という言葉をどこで知ったか
食育という『言葉を知っていた』と回答した人に、どこで知ったか聞いたところ、「テレビ」を挙げた人の割合が69.2%と最も高く、次いで、「新聞・雑誌」(49.1%)、「学校」(25.1%)、「インターネット上のニュースサイト」(19.4%)、「行政機関のウェブサイトや広報物」(15.9%)の順となっている。(複数回答、上位5項目)(図1 - 2)
食育という言葉をどこで知ったかについて、若い世代(20~39歳)では、「学校」、「インターネット上のニュースサイト」、「ブログ、SNS」と回答した人の割合が高く、「テレビ」、「新聞・雑誌」と回答した人の割合は低い。(表1 - 2)
(3)食育への関心度
食育に関心があるか、それとも関心がないか聞いたところ、『関心がある』と回答した人の割合が78.1%(「関心がある」24.0%+「どちらかといえば関心がある」54.1%)、『関心がない』と回答した人の割合が20.9%(「どちらかといえば関心がない」17.7%+「関心がない」3.2%)となっている。(図1 - 3)
食育への関心度について、性別にみると、『関心がある』と回答した人の割合は女性で高く、『関心がない』と回答した人の割合は男性で高い。
性・年齢別にみると、30歳代以上の女性で『関心がある』と回答した人の割合が8割を超え高く、20歳代の男性では、『関心がない』と回答した人の割合がおよそ4割と高い。(図1-3-1)
(4)食育に関心がない理由
食育に『関心がない』と回答した人に、関心がない理由を聞いたところ、「食事や食生活への関心はあるが、食費を安くすることの方が重要だから」を挙げた人の割合が32.1%と最も高く、次いで、「食事や食生活への関心はあるが、他のこと(仕事、趣味など)で忙しいから」(31.9%)、「「食育」自体についてよくわからないから」(30.8%)の順となっている。(3つまでの複数回答、上位3項目)(図1 - 4)
食育に関心がない理由について、若い世代(20~39歳)では、「食事や食生活への関心はあるが、他のこと(仕事、趣味など)で忙しいから」の割合が高い。
(表1 - 4)
(5)今後1年間食育として実践したいこと
今後1年間にどのようなことを食育として実践したいと思うか聞いたところ、「栄養バランスのとれた食生活を実践したい」を挙げた人の割合が66.7%と最も高く、次いで、「健康に留意した食生活を実践したい」(57.1%)、「食べ残しや食品の廃棄を削減したい」(56.0%)、「規則正しい食生活を実践したい」(45.5%)、「地域性や季節感のある食事をとりたい」(42.2%)、の順となっている。(複数回答、上位5項目)(図1 - 5)
今後1年間食育として実践したいことについて、性別にみると、女性は男性より多くの項目を実践したいこととして挙げている。
若い世代(20~39 歳)では、「家族や友人と食卓を囲む機会を増やしたい」や「自分で調理する機会を増やしたい」を挙げた人の割合が高い。(表1 - 5)
お問合せ先
消費・安全局消費者行政・食育課
担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4576)