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油脂やトランス脂肪酸の健康に与える影響

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油脂などの脂質は、私たちの身体を構成する細胞膜の主要な成分であり、主要なエネルギー源でもあります。

特に脂肪は炭水化物やたんぱく質よりも、大きいエネルギーを持っています。そのため、人間はエネルギー源として脂肪を優先的に蓄積しやすく、とりすぎた場合には肥満、メタボリック・シンドローム、さらには冠動脈性心疾患のリスクを高めます。

また、脂肪が多い食品を中心とする食生活は、結果として飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取量を増やすこととなり、これらは血液中のLDLコレステロールを増加させ、このことも冠動脈性心疾患のリスクを高めます。 一方で、炭水化物が中心の食生活において食品からとる油脂が少なすぎると、食後の血糖値及び血液中の中性脂肪値が増加し、血液中のHDLコレステロール値は減少します。このような状態が長く続いた場合にも冠動脈性心疾患のリスクを高めます。また、極端に摂取する脂肪が少ないと脂溶性ビタミンの吸収を悪くし、エネルギー不足に陥る可能性もあります。

ここでは、油脂やトランス脂肪酸が健康に与える影響や注意点をあらためて解説します。

油脂の必要性

ヒトはエネルギー源として、また細胞膜を構成する成分として、食品から油脂を摂取しています。

ビタミン(A、D、E、K)、カロテノイドなどの油脂に溶けやすい栄養成分を含む食品と油脂を一緒に調理することで、これらの栄養成分が体内に吸収されやすくなります。

油脂を構成する成分のうち、リノール酸、α-リノレン酸などの必須脂肪酸は生命の維持に不可欠ですが、体内で作ることができないため、食事からとることが必要です。

脂質のとりすぎによる健康への影響

一般に、脂肪をとりすぎると、肥満やメタボリックシンドロームにつながります。特に動物性脂肪やパーム油などに多く含まれている飽和脂肪酸をとりすぎると、血液中のLDLコレステロールが増加し、その結果、冠動脈性心疾患のリスクを増加させることが示されています。さらに詳しい解説はこちらをご覧下さい。

脂肪のとりすぎに注意

国民健康・栄養調査によると、日本人の男性の約2割、女性の約3割が脂質(脂肪)をとりすぎている現状にあり、脂肪のとりすぎに気をつける必要があります。さらに詳しい解説はこちらをご覧下さい。

トランス脂肪酸のとりすぎによる健康への影響

トランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロール濃度が増加し、さらに、HDLコレステロール濃度が減少することが示されています。トランス脂肪酸を多くとりつづけると冠動脈性心疾患のリスクを高めることも示されています。さらに詳しい解説はこちらをご覧下さい。