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農林水産省

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花粉交配用昆虫について

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蜜蜂やマルハナバチは、イチゴやトマト、メロン等果菜類などの園芸作物生産における花粉交配の手段として用いられる等、省力化を図る上で欠かせないものとなっています。

農林水産省では、蜜蜂等の花粉交配用昆虫の安定確保を図るため、養蜂等振興強化推進事業による支援のほか、花粉交配用蜜蜂の需給調整システムによる体制を整備しています。

1.花粉交配用昆虫の安定確保のための支援について(蜜蜂・マルハナバチ関係)

持続的生産強化対策事業のうち養蜂等振興強化推進(令和4年度予算概算決定(PDF : 218KB)

  全国推進事業・・・衛生・飼養管理技術向上

  地区推進事業・・・蜜源植物の植栽支援、在来種マルハナバチの利用拡大、花粉交配用蜜蜂の安定確保

2.花粉交配用蜜蜂の需給調整システムについて(蜜蜂関係)

 

花粉交配用蜜蜂が不足しないよう、都道府県と農林水産省が協力して、全国における供給可能群数を把握し、不足が見込まれる場合には園芸農家と養蜂家間で速やかに需給調整できるよう体制整備を行っています。

(参考)

3.セイヨウオオマルハナバチから在来種マルハナバチへの転換(マルハナバチ関係)

 

(1)経緯
トマト等の授粉に用いられるセイヨウオオマルハナバチについては、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)に基づき、平成18年に特定外来生物に指定され、飼養等における一定の規制や、クロマルハナバチ等の在来種による代替種利用が進められてきました。しかしながら、代替種がまだ開発されていない地域があることや、代替種を自然分布域外で利用した場合の生態系への影響が懸念されるといった課題がありました。
このため、農林水産省及び環境省は、セイヨウオオマルハナバチの利用を縮小させつつ、クロマルハナバチ等の代替種利用による生態系への影響を最小限にすることを目的とし、科学的知見等を用いたリスク評価を行うとともに、専門の学識経験を有する者に意見聴取を行い、国民の皆様から意見募集(パブリックコメント)を実施し、「セイヨウオオマルハナバチの代替種の利用方針」を策定しました。

(2)セイヨウオオマルハナバチの代替種の利用方針に基づく取組
農林水産省及び環境省は、本方針に基づき、セイヨウオオマルハナバチから在来種マルハナバチへの転換を進めていきます。
環境省では、本方針に基づき、令和元年9月よりセイヨウオオマルハナバチの飼養等の許可の運用を変更しています。

(主な内容)
 ・クロマルハナバチの利用が推奨される本州・四国・九州(奄美以南と島嶼部を除く)が対象です。
 ・許可の対象は、これまで許可を得てセイヨウオオマルハナバチを利用していた方や、継続して利用される方に限られます。
 ・規模拡大には、理由書等の添付が必要になります。
 ・2022年4月からは、飼養数を増やすことも認められなくなります。 

(参考)クロマルハナバチの利用をご検討ください(PDF : 1,249KB)[園芸農家向けチラシ]
 

(3)全国説明会等による周知
農林水産省及び環境省は、本方針の趣旨と取組の周知を図るため、マルハナバチを利用している農業者や関係機関を対象に全国説明会等を順次開催しています。

(ア)セイヨウオオマルハナバチの代替種の利用方針に係る全国説明会(平成29年5月、6月)
<説明会資料>

(イ)外来生物法第5条に基づくセイヨウオオマルハナバチの飼養等の許可の運用に係る全国説明会(平成31年2月)
<説明会資料>

4.関連情報

〇花粉交配用昆虫に関連する情報を掲載しています。

〇養蜂をめぐる情勢、養蜂振興法の改正、養蜂に係る取組について解説しています。

〇セイヨウオオマルハナバチの飼養等に関する情報を掲載しています。

お問合せ先

農産局園芸作物課

代表:03-3502-8111(内線4828)
ダイヤルイン:03-3593-6496


畜産局畜産振興課

代表:03-3502-8111(内線4910)
ダイヤルイン:03-3591-3656
FAX:03-3502-0887

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