

47都道府県の特産食材と、それらを組み合わせた絶品カレーレシピを、旬に合わせて紹介します。
第8回



愛媛県
シマアジ
シマアジの養殖生産量が全国1位の愛媛県。昭和50年代からシマアジの養殖が始まったと言われ、平成13年以降連続して全国トップの生産を維持しています。少し丸みを帯びた身体に黄色のラインが特徴のシマアジ。アジ科ではあるものの、シマアジ属という属種で、開きなど加工品にも使われるアジよりも大きく、刺身や寿司、塩焼きなどで食されます。弾力のある身で歯応え抜群、脂も多いです。熱を加えても、強く縮まず、ほどよい繊維質であることも特徴です。
高知県
オクラ
国内有数のオクラの生産地である高知県。オクラは寒さに弱く、暑さや湿度には強いことから、年間平均気温が比較的高く、降水量の多い高知県の気候と合致しています。露地栽培を中心に、ハウス栽培も含め、春から秋が収穫期。シャキシャキとした歯触りと、粘り気が特長のオクラは、おひたしや味噌汁、納豆や山芋と合わせてネバネバ感を楽しむのもおすすめです。保存期間は短く、冷やしすぎると黒く変色してしまうので、購入したら早めに使い切るのがおすすめです。
オクラのとろみが具材をまとめる、香り豊かなゴマカレー
刺身用のシマアジの柵と、オクラをメインにしたカレーは、食材に合わせて和風仕立てに。売られている大きめの柵を生食とカレーとで半々に使い分けて調理をすると、シマアジの風味や食感の幅広さを感じられます。オクラ独特のとろみで、ゴマの風味が具材全体にまんべんなく絡みます。出汁でのばして、お蕎麦に合わせるのもおすすめです。
材料をそろえよう
シマアジとオクラに、エリンギの食感をプラス!
オクラはこすり洗いで十分汚れがとれますが、細かい毛が気になる場合は
あらかじめ板ずりをしておきましょう。

材料(2人前)
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- シマアジ(柵)
- 100グラム
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- オクラ
- 10本(100グラム)
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- エリンギ(小)
- 2本(80グラム)
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- 白すりゴマ
- 大さじ1
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- カレー粉
- 大さじ1
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- 小麦粉
- 大さじ1と2分の1
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- ゴマ油
- 大さじ1
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- 醤油
- 大さじ1
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- みりん
- 大さじ1
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- 水
- 300ミリリットル
-
- 塩・胡椒
- 少々
つくってみよう
くずれやすいシマアジは、さっと焼いて取り出すのがポイント!
味染みがよくなるように、エリンギは手で割きましょう。
オクラは切らなくても火を入れると、とろみが出ます。
-
1
オクラ同士をこすり合わせて洗い、ガクとヘタを落とす。シマアジは一口大に切り、塩胡椒を振る。エリンギは手で食べやすい大きさに割く。
-
2
フライパンに分量外のサラダ油をうすくひき、1を焼き、シマアジは火が通ったら一度取り出す。
-
3
シマアジを取り出したら、火を少し弱め、2にゴマ油、白すりゴマ、カレー粉、小麦粉を加えて炒める。
-
4
3が全体的に馴染んできたら、水を加える。
-
5
かき混ぜつつ、とろみが出てきたら、醤油、みりんを加える。
-
6
5に1で焼いたシマアジを戻し、くずさないように火加減を調整しながら3分ほど煮る。
完成!

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Profile

Mako(まこ)さん
フードクリエイター、栄養士、フードコーディネーターの資格を持つ、アイデア料理研究家。著書に「家政婦Makoのずぼら冷凍レシピ」(マガジンハウス)などがある。

農林水産省「国際果実野菜年2021」公式HP
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/iyfv.html

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