農林水産統計調査 専門調査員ってどういう仕事?
これらの調査結果は農林水産行政の企画立案や各種施策の推進のための基礎資料として活用されます。
田や畑に作付けされている農作物(水稲、野菜、果樹等)の作付面積や生育・被害状況を把握し、サンプルの収穫作業等を行い、その結果を調査票に記入・提出する業務です。目標として、延べ400調査区画等を担当します。

水田内で、うね幅、株間、草丈、茎数、穂数、もみ数等を計測する。調査時期は、基本として8月、9月、10月。

水田で約60株の刈取を行い、これを脱穀して、もみの重量を計測する。また、水田の被害発生量を見積る。調査時期は、農家が収穫する直前。

株の間隔等の計測、農作物の刈取、収穫した農作物の重量計測等を行う。調査時期は、農家が収穫する直前。

調査区画内にある農地について、農地転用や災害からの復旧、荒廃農地の発生・解消状況等の確認を行う。調査時期は、原則として6~8月。

調査区画内の農地に作付けされている農作物の名前とその面積、生育や被害状況等を調査する。作付面積は原則2月、5月、8月、11月、生育状況は基本として毎月確認する。

調査区画内にある水田で、田植え・出穂・刈取の状況、生育・被害状況を把握する。また、被害が発生した水田の被害面積と発生量を確認する。調査時期は、地方農政局等が指定する。
農産物の販売収入や生産資材の購入に掛かる支出、農業労働時間等について、項目別にパソコンで入力・集計する業務です。目標として7農家を担当します。定期的に農家等を訪問して、調査票の回収やチェックを行い、年間の収支を取りまとめます。

生産統計の場合は農作業のタイミングに合わせる必要がありますが、労働時間が比較的自由なのが、専門調査員のメリット。紹介しているスケジュールは、稲作農家の調査を担当する場合の平均的な事例です。労働時間は、受け持つ調査の種類や習熟度、調査対象の状況等によって増減します。
延べ400調査区画等の調査を担当した場合、1年間で約750時間です。
7農家を担当した場合、1年間で約950時間です。

専門調査員の平均的な収入は、次の通りです。担当する農家数や調査区画等の数は、相談の上で、決定します。また、手当額に応じた所得税が源泉徴収され、受け持つ調査や農家等の数、業務の種類や量によって手当額は増減します。
1年間で延べ400調査区画等の調査を担当(年間約750時間従事)した場合、約95万円の手当が支給されます。
1年間で7農家を担当(年間約950時間従事)した場合、約120万円の手当が支給されます。
実際に専門調査員として活躍する“先輩”が、応募のきっかけや仕事のやりがいを答えます。









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大臣官房統計部統計企画管理官
担当者:調査改善班
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