アメリカ・メキシコからきた農産物

サツマイモ
サツマイモの原産地は熱帯アメリカ。日本へは安土桃山時代の末期に、中国から沖縄を通じて、九州に伝えられました。その後、蘭学者・青木昆陽の努力で全国へ広がり、飢饉から何度となく人々を救ってきました。
カボチャ
日本カボチャは、中央アメリカが原産地です。日本へは室町時代にポルトガル船によって伝えられました。デコボコして粉をふいたような外見のカボチャです。あまみの強い西洋カボチャが主流になる昭和35年ごろまで広く利用されました。
ピーマン
ピーマンはもともとトウガラシの一種で、トウガラシの中で辛みがないものが選ばれてピーマンになりました。明治時代に、アメリカで品種改良されたものが日本に伝わりました。よく食べられるようになったのは食生活が洋風化した昭和30年代以降のことです。最近人気のカラーピーマンはヨーロッパ生まれです。
ブドウ
ブドウは、ヨーロッパとアメリカのブドウがもとになり、現在の品種が作られました。日本でつくられている大部分の品種は明治時代の初めにアメリカから伝わったものをもとにしています。世界で最も多くつくられる果物のひとつで、日本では生で食べることが多いのですが、世界的にはその8割がワインに加工されます。
ブルーベリー
ブルーベリーは北アメリカ原産で、栽培の研究が始まったのも1906年と、20世紀生まれの新しい果物です。日本へは第二次世界大戦後に入ってきたものの注目されず、1980年代に入って人気が出ました。目によい成分のアントシアニンが15種類もふくまれているのが特徴です。
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