プラスチック資源循環(農業生産)
1.農業⽣産におけるプラスチック問題への対応
近年、プラスチックごみよる海洋汚染が国際的な課題として注目されるなか、農業⽣産においても、農業⽤ハウスやトンネルの被覆資材、マルチ、畜産のサイレージラップのほか、肥料成分を合成樹脂等の膜でコーティングした被覆肥料など⽣産資材としてプラスチックを使⽤していることから、プラスチック問題に対しても適切に対応することが必要です。
海洋プラスチック問題の解決に向けては、あらゆる主体がそれぞれの⽴場でできる取組を⾏い、プラスチックと賢く付き合うことが重要とされており、これまでも、資材メーカーで構成する団体等により、使⽤済みの農業⽤フィルムの適正処理や⽣分解性マルチの利⽤促進、被覆肥料の被膜殻の流出防⽌など、海洋プラスチック問題の解決にも資する取組が⾃主的に⾏われてきています。
このような状況から、農林⽔産省においても、関係する企業・団体の⾃主的な取組に焦点を当て、これを積極的に推奨することとしており、農業⽣産分野においても、プラスチックを使⽤した⽣産資材の製造、流通や利⽤に関係する企業や団体などの⾃主的取組の宣⾔を促すとともに、宣⾔を⾏った団体の取組を情報発信することにより、⾃主的な取組の拡⼤を目指すことと しています。
農業分野から排出されるプラスチックをめぐる情勢(PDF : 3,029KB)
【分割版】その1(PDF : 1,289KB)、その2(PDF : 1,706KB)
環境省における海洋プラスチックごみ問題への取組み(PDF : 2,685KB) 〔環境省ホームページより〕
【分割版】その1(PDF : 1,492KB)、その2(PDF : 1,204KB)
2.農業分野における団体等の⾃主的取組
農業⽣産分野では、使⽤済みプラスチックの適正処理、排出量の抑制、海洋への流出防⽌などの観点から、資材の製造、流通や利⽤に関係する団体等による⾃主的な取組の宣⾔が⾏われています。
- 農業⽤フィルムリサイクル促進協会 (PDF : 97KB)
- 農業⽤⽣分解性資材普及会(PDF : 151KB)
- ⽇本肥料アンモニア協会・全国複合肥料⼯業会 (PDF : 239KB)
- 全国野菜園芸技術研究会 (PDF : 115KB)
- 全国農業経営者協会(PDF : 96KB)
- ⼀般社団法⼈⽇本花き⽣産協会 (PDF : 95KB)
- 全国農業協同組合連合会(PDF : 112KB)
- 一般社団法人全国肥料商連合会(PDF : 143KB)
- 北海道農業用廃プラスチック適正処理対策協議会(PDF : 109KB)
- 全国開拓農業協同組合連合会・全国畜産農業協同組合連合会・全国酪農業協同組合連合会・日本養鶏農業協同組合連合会(PDF : 74KB)
3.⽣産現場におけるプラスチック問題への対応
農業⽣産の現場においても、使⽤済みのプラスチックを海洋ごみにさせないためにも、プラスチックを使⽤した⽣産資材と賢く付き合うことが必要です。
【各種通知】
- 農業生産に由来する使用済みプラスチックの適正処理等に関する技術指導について(地方農政局等)(PDF : 245KB)
- 農業生産に由来する使用済みプラスチックの適正処理等に関する技術指導について(関係団体)(PDF : 233KB)
- プラスチックと賢く付き合うための農業生産現場での取組(PDF : 431KB)
【施策】
(予算)
・(令和5年度補正、令和6年度)グリーンな栽培体系への転換サポート(省力化技術として生分解性マルチの活用)
生分解性マルチ導入促進事業(PDF : 1,963KB)
農林水産分野における持続可能なプラスチック利用対策事業のうち(農畜産業プラスチック対策強化事業)(PDF : 476KB)
(生分解性マルチとは)
【事例】
- ⽣分解性マルチの活⽤事例 (PDF : 1,550KB)
(分割版1) (PDF : 1,063KB) (分割版2)(PDF : 483KB) - 園芸⽤使⽤済プラスチック適正処理 (社団法⼈ ⽇本施設園芸会)[外部リンク]
- ⽣分解性マルチフィルム普及マニュアル(改訂版)(農業⽤⽣分解性資材普及会)(PDF : 4.7MB)[外部リンク]
(両面印刷して半分に折ればパンフレットとして使用できます。)
4.関連リンク
◯農林水産省内の関係部署の取組 〔食産局ホームページ(トップ)へのリンク〕
◯関係省庁の取組
- 環境省
中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環戦略⼩委員会〔外部リンク〕
「プラスチック・スマート-for Sustainable Ocean-」キャンペーン〔外部リンク〕 - 経済産業省
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス (事務局:産業環境管理協会) 〔外部リンク〕
お問合せ先
農産局農業環境対策課
担当者:資源循環推進班
代表:03-3502-8111(内線農業環境対策課 内線4762)
ダイヤルイン:03-3502-5951