生物多様性と遺伝子組換え
「遺伝子を組み換える」とはどういうことなのでしょうか。また、国内外でどのくらい遺伝子組換え生物等が存在し、その安全性は誰がどのように評価しているのでしょうか。
遺伝子組換え生物等を日本国内で使用するためには、使用にあたって、使用目的や方法に応じて、安全性の評価を受ける必要があります。また、海外から植物の種子や、動物、微生物などを輸入される場合には、輸入しようとしている生物が遺伝子組換え生物等かどうかについて、きちんと確認しなければなりません。
農林水産省は、遺伝子組換え農作物のほか、遺伝子組換えされた動物や微生物の農業利用による生物の多様性への悪影響を防ぐため、法に基づく生物多様性への影響評価や管理を行っています。
このページでは、生物多様性と遺伝子組換えについての基礎情報や、遺伝子組換え生物等を日本国内で使用する場合の手続きなどについて紹介します。
注目情報
- ゲノム編集技術の利用により得られた生物の開発や輸入等をされる方へ(農林水産分野における産業利用に当たっての情報提供・事前相談等の手続)
- パパイヤやワタの栽培用種子・苗を輸入される方へ(輸入の届出及び生物検査の手続)
新着・更新情報
- 「ゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等に関する情報提供書」の提出を受け付けました(令和5年7月27日)
- 【新規承認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換えカイコについて承認しました。(令和5年7月13日)(PDF : 93KB)
- 【新規承認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え農作物について承認しました。(令和5年7月13日)(PDF : 132KB)
- カルタヘナ法に基づく承認等の際に意見を聴く学識経験者の名簿を更新しました。(令和5年6月26日)
- 遺伝子組換えカイコの第一種使用等に関する審査結果についての意見・情報の募集(パブリックコメント)について(令和5年5月30日)(e-Gov)[外部リンク]
- 遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する審査結果についての意見・情報の募集(パブリックコメント)について(令和5年5月29日)(e-Gov)[外部リンク]
- 【新規承認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え農作物について承認しました。(令和5年5月11日)(PDF : 147KB)
- 【新規確認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え微生物に係る拡散防止措置を確認しました。(令和5年5月10日)(PDF : 254KB)
- 【新規確認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え動物に係る拡散防止措置を確認しました。(令和5年4月21日)(PDF : 226KB)
- 【新規確認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え動物に係る拡散防止措置を確認しました。(令和5年3月22日)(PDF : 255KB)
- 「ゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等に関する情報提供書」の提出を受け付けました(令和5年3月20日)
- 「ゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等に関する情報提供書」の提出を受け付けました。(令和4年12月6日)
- 【新規確認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え微生物に係る拡散防止措置を確認しました。(令和4年7月29日)(PDF : 134KB)
- 【新規確認】カルタヘナ法に基づき、新たに遺伝子組換え動物に係る拡散防止措置を確認しました。(令和4年6月20日:21日)(PDF : 301KB)
生物多様性と遺伝子組換え(基礎情報)
「遺伝子を組み換える」とはどういうことなのでしょうか。また、安全性はどのように評価されているのでしょうか。
お問い合わせの多い内容を「生物多様性と遺伝子組換え(基礎情報) 」及び「よくある質問(Q&A)」にまとめました。
カルタヘナ法について -規制措置の根拠となる法律・文書-
生物多様性を確保するため、遺伝子組換え生物等を用いる際の規制措置を定めた「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」があり、この法律は通称「カルタヘナ法」と呼ばれます。
法律ができるまでの経緯や法律の目的などともに、関係法令や通知等を「カルタヘナ法とは」のページに掲載しています。
農林水産省は、遺伝子組換え農作物の生物多様性への影響に関する承認・審査等について、より透明性の高い一貫した考え方で行うために、標準的な作業手順を定めています。
農林水産省は、遺伝子組換え生物等の使用等に係る承認・確認に際し、生物多様性影響に関し専門の学識経験を有する者の意見を聴いており、当該学識経験者の名簿を作成し公表しています。
輸入や使用にあたって必要な手続き -承認・確認の申請手続きに関する情報-
遺伝子組換え生物等を日本国内で使用(輸入・流通・栽培等)するためには、カルタヘナ法に基づき、事前に申請を行い、承認又は確認を受ける必要があります。
詳しくは「承認・確認の申請や手続き等に関する情報」をご覧ください。
また、新しい育種技術を用いて作出した生物の産業利用(農林水産分野での利用)を検討されている方は、当該生物の適切な取扱いについて、個別に消費・安全局農産安全管理課までご相談ください。
カルタヘナ法に基づく生物多様性の保全に向けた農林水産省の取組
カルタヘナ法に基づいて、農林水産省が実施している、遺伝子組換え生物等による生物多様性への影響を防止するための取組を紹介します。
詳しくは「カルタヘナ法に基づく生物多様性の保全に向けた取組」をご覧ください。
遺伝子組換え農作物をめぐる国内外の状況
我が国は遺伝子組換え農作物を飼料用や加工用に大量に輸入しており、輸入国として、その安全の確保に努めているところです。
「遺伝子組換え農作物をめぐる国内外の状況」のページでは、遺伝子組換え農作物をめぐる、世界そして日本の状況について紹介します。また、国際機関で行われた議論や、それに基づいて策定されたガイダンスの内容などを掲載しています。
関係情報へのリンク
遺伝子組換え生物等は、生物多様性への影響を防止するためのカルタヘナ法に基づく規制のほか、食品や飼料としての安全性を確保するため、食品安全基本法や食品衛生法、飼料安全法においても規制されています。
カルタヘナ議定書・カルタヘナ法について
- Cartagena Protocol on Biosafety(カルタヘナ議定書ホームページ)(英文)[外部リンク]
- 日本版バイオセーフティクリアリングハウス(J-BCH)(環境省)[外部リンク]
- ライフサイエンスにおける生命倫理・安全に対する取組(文部科学省)[外部リンク]
- バイオ政策(経済産業省)[外部リンク]
遺伝子組換え食品の安全性について
- 遺伝子組換え食品(厚生労働省)[外部リンク]
- 遺伝子組換え食品等専門調査会(食品安全委員会)[外部リンク]
遺伝子組換え飼料の安全性について
- バイオテクノロジー応用飼料(農林水産省)
遺伝子組換え食品の表示について
- 食品表示(消費者庁)[外部リンク]
遺伝子組換え技術について
お問合せ先
消費・安全局農産安全管理課
担当者:組換え体企画班・組換え体管理指導班
代表:03-3502-8111(内線4510)
ダイヤルイン:03-6744-2102