

欧米では昭和50年代の日本の食生活が注目されています。総摂取エネルギーのうち、脂肪からとるエネルギーの割合が欧米に比べて10%程度低く、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスが理想的なのです。ごはんを中心とした低脂肪の食事が、日本人の長寿・健康の理由だといわれています。
ごはんは、和洋中を問わず、どんな種類の料理とも相性がよく、いろいろな食品を使った料理がとれます。食品数や料理数が増えると、栄養バランスもとりやすくなります。
特に、和食のおかずとしてよく食べられる納豆や野菜やひじき煮物などの料理は、血糖値やコレステロール値の改善、また便秘の解消にもつながる食物繊維が多くとれます。
女子大生約1700人を対象に、朝食の主食のタイプと栄養素摂取量の関連を調査した結果(※)、ほぼ毎日ごはんを食べている人は、ほとんどパンを食べている人より、ビタミンCや鉄、食物繊維などの摂取量が多く、脂質やエネルギーは少なくなっていました。ごはんを主食にした食事は、脂肪のとりすぎを防ぐことにもつながると考えられます。
Sasaki, et al. J Community Nutr 2002; 4: 83-9. より
「ごはんは太る」というイメージをもっている人は多いのではないでしょうか。
ごはんを主食にした和風の食事は、刺身や焼き魚、煮物、酢の物、みそ汁といった具合に、油を使わない料理が多いのも特徴です。脂質が多くなるとカロリーが高くなり、肥満を引き起こす原因にもなります。ごはんそのものには油はほとんど含みません。ごはんはしっかり食べても、油を使った料理を減らすなど、おかずの選び方に気をつけることで、十分カロリーを抑えることができます。
さらに、玄米などの精製度の低い穀類をとると、ビタミンやミネラル、食物繊維が多くとれます。量が同じなら、どれもカロリーはほぼ同じですが、未精製の穀物は消化がゆっくりで、噛む回数が増えるので、早食いや食べすぎを防ぐ効果があります。ごはんも食べ方次第では、むしろ太りにくい食事といえます。
ごはんを主食にした和風の食事は、刺身や焼き魚、煮物、酢の物、みそ汁といった具合に、油を使わない料理が多いのも特徴です。脂質が多くなるとカロリーが高くなり、肥満を引き起こす原因にもなります。ごはんそのものには油はほとんど含みません。ごはんはしっかり食べても、油を使った料理を減らすなど、おかずの選び方に気をつけることで、十分カロリーを抑えることができます。
さらに、玄米などの精製度の低い穀類をとると、ビタミンやミネラル、食物繊維が多くとれます。量が同じなら、どれもカロリーはほぼ同じですが、未精製の穀物は消化がゆっくりで、噛む回数が増えるので、早食いや食べすぎを防ぐ効果があります。ごはんも食べ方次第では、むしろ太りにくい食事といえます。
エネルギー(kcal) | ビタミンB1(mg) | 食物繊維(g) | ||
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![]() ご飯中盛り1杯150g(1.5SV) |
精白米 | 252 | 0.03 | 0.5 |
胚芽精米 | 250 | 0.12 | 1.2 | |
玄米 | 248 | 0.24 | 2.1 |



