国産野菜シェア奪還プロジェクト

日本で消費される野菜は、約6割が加工・業務用であり、そのうちの3割程度が輸入に占められている状況にあります。
農林水産省では、海外調達の不安定化によるリスク軽減のため、加工・業務用を中心とした国産野菜の生産、供給に関わる事業者の経営安定化等を通じ、国産野菜の活用拡大を図る「国産野菜シェア奪還プロジェクト」を立ち上げることとしました。
このプロジェクトを推進するには、国産野菜の活用拡大のカギとなる安定した供給・品質等を確保するため、生産、供給に関わる事業者が結びついたサプライチェーンを構築し、具体的な取組を進めていくことが必要です。
このため、国産野菜の活用拡大に取り組む意欲のあるサプライチェーンの各段階の関係者からなる全国活動組織である「国産野菜シェア奪還プロジェクト推進協議会」(以下「協議会」)を設立します。
最新情報
- 2025年7月18日:会員一覧を更新しました。
- 2025年6月17日:会員登録フォームを更新しました。
- 2025年6月3日:会員一覧の更新を行いました。
- 2025年5月21日:推進協議会 令和7年度シンポジウムの講演資料を掲載しました。
- 2025年4月22日:推進協議会 令和7年度シンポジウムの場所が決定しました。
- 2025年4月21日:会員一覧の更新を行いました。
- 2025年4月21日:「令和6年度加工・業務用野菜の国産シェア奪還に向けたサプライチェーン強靭化のための品目別課題調査委託事業」の調査報告書を掲載しました。
- 2025年4月21日:公開シンポジウムの資料及びアーカイブ動画を掲載しました。
- 2025年4月14日:推進協議会 令和7年度シンポジウムを開催します。
- 2025年3月26日:生産者・実需者の品目別ニーズを更新しました。
- 2025年2月27日:公開シンポジウムを開催します。
- 2025年2月3日:会員一覧の更新を行いました。
- 2025年1月7日:関連予算の更新を行いました。
- 2024年12月2日:関連予算の更新を行いました。
- 2024年11月29日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年10月22日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年9月24日:協議会員向けセミナーを開催します。
- 2024年9月17日:生産者・実需者の品目別ニーズを公表しました。
- 2024年9月17日:今後の進め方の更新を行いました。
- 2024年9月17日:関連予算を追加しました。
- 2024年9月17日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年8月26日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年7月19日:今後の進め方を追加しました。
- 2024年7月19日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年7月12日:関連情報の更新を行いました。
- 2024年7月10日:優良事例の更新を行いました。
- 2024年7月10日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年6月13日:優良事例の更新を行いました。
- 2024年6月13日:関連情報の更新を行いました。
- 2024年6月10日:会員一覧の更新を行いました。
- 2024年6月10日:設立シンポジウムの当日資料を公開しました。
協議会への会員登録
協議会の設立趣旨に賛同し、会員となることを希望する方を募集します。希望する方は以下のURLから会員登録をお願いします。その際、各自の今後の取組等についての簡単なアンケートにご協力いただければ幸いです。
なお、特に参加に当たっての要件は設けておりませんが、例えば、以下のような生産者、実需者、関係団体等の方々を協議会員として想定しています。
・加工・業務用を中心として、国産野菜の生産拡大に取り組みたい方、国産野菜の取扱いを増大させたい方
・契約取引の拡大やデータ連携等の導入により、国産野菜の安定的な生産・供給を図りたい方
・国産野菜の消費拡大の取組を進めたい方等
会員登録フォーム:https://forms.office.com/r/FvjtY36Lye[外部リンク]
※令和7年6月から新しいリンクになりました。(別ウィンドウが開きます)
※登録料や年会費等は一切かかりません。
※ご登録いただいたメールアドレス宛に、事務局より関連情報等をお送りさせていただきます。
協議会への会員登録の状況
推進協議会の取組
設立シンポジウム
令和6年4月26日に「国産野菜シェア奪還プロジェクト推進協議会設立シンポジウム」を開催し、国産野菜のサプライチェーンに関係する生産者や実需者等、約280名が来場。
坂本農林水産大臣による協議会の設立宣言や農林水産省からの本協議会の進め方、生産者等からの先進事例の紹介等を行いました。
詳細は以下のとおりです。
日時:令和6年4月26日(金曜日)14時00分~15時45分
場所:農林水産省講堂
プログラム:
1 開会あいさつ及び設立宣言
2 国産野菜シェア奪還プロジェクト推進協議会の設立及び進め方について
(PDF : 820KB)
3 生産者等からの事例紹介
・ ブロッコリーの生産・加工流通の取組((株)アイファーム)
(PDF : 4,124KB)
分割版1(PDF : 2,238KB) 分割版2(PDF : 2,196KB)
・ 地域資源・ICT活用低コスト野菜生産モデル ((有)エーアンドエス)
(PDF : 1,931KB)
・ スマートフードチェーンukabis 業務・加工用野菜への活用に向けて
((一社)スマートフードチェーンプラットフォーム推進機構)
(PDF : 2,126KB)
・ 国産野菜の生産者と実需者を結ぶマッチングサイト「ベジマチ」について
((独)農畜産業振興機構)
(PDF : 1,071KB)
4 閉会あいさつ
協議会員向けセミナー
国産野菜の活用拡大に向け、協議会員向けのセミナーを行います。
第1回セミナー
令和6年10月15日に協議会員向けの「第1回セミナー」を開催し、約130者の会員が参加。
国産野菜の活用拡大に向け、実需者から国産冷凍野菜の取組紹介や機械メーカーから冷凍加工技術の紹介を行いました。
日時:令和6年10月15日(火曜日)13時30分~15時40分
(Microsoft Teamsを活用したオンライン開催)
テーマ:冷凍加工・ブランチング
セミナー内容(敬称略)
- 国産冷凍野菜の取組紹介
北海道エア・ウォーター・アグリ株式会社 加工事業部 谷村 忠雄
熊本大同フーズ株式会社 常務取締役 白石 芳久 - 野菜における冷凍加工技術について
株式会社前川製作所 ソリューション事業本部 食品部門 長尾 重幸
澁谷工業株式会社 SPM営業本部 営業部 高木 太一
公開シンポジウム
令和7年3月10日に公開シンポジウムを開催し、約170名が参加。
加工・業務用野菜の国産シェア奪還に向けて、国産野菜への転換を目指す上での課題等を調査した結果報告や基調講演、国産シェア奪還に向けた取組の事例発表及び意見交換を行いました。
詳細は以下のとおりです。
シンポジウム「加工・業務用野菜における国産シェア奪還に向けて」
日 時:令和7年3月10日(月曜日)14時00分~15時45分
開催方法:オンライン開催
プログラム:
1 開会挨拶
2 調査報告(NTTデータ経営研究所)
3 基調講演(石川県立大学 小林茂典氏) 発表資料(PDF : 240KB)
4 パネルディスカッション「国産シェア奪還への挑戦」
◇事例発表(国産シェア奪還に向けた取組)
・デリカフーズホールディングス株式会社 発表資料(PDF : 3,267KB)
分割版1(PDF : 2,394KB) 分割版2(PDF : 1,424KB)
・有限会社四位農園 発表資料(PDF : 1,213KB)
◇意見交換
テーマ1 なぜ国産の加工・業務用野菜が選択されないのか
テーマ2 国産品の選択においてはどのような障壁があったか、
誰がリーダーシップを持って推進し、どのように乗り越えてきたのか
テーマ3 日本の産地や卸、食品加工、外食業者は国産シェア奪還のためになにができるのか
◇出席者
・石川県立大学 小林茂典氏
・デリカフーズホールディングス株式会社
・有限会社四位農園
・農林水産省農産局園芸作物課
5 開会挨拶
アーカイブ動画
推進協議会 令和7年度シンポジウム
国産野菜シェア奪還プロジェクトの立ち上げから1年が経過したことから、令和6年度に実施した取組や令和7年度の取組方針について紹介を行うシンポジウムを開催し、対面参加とオンライン参加を合わせて250名以上の方に御参加いただきました。
詳細は以下のとおりです。
日時:令和7年5月13日(火曜日)13時30分~16時35分
開催方式:ハイブリッド方式(対面及びWEB配信)
開催場所:ミーティングスペース AP新橋 3階 (東京都港区新橋1-12-9 新橋プレイス)
参集者:国産野菜シェア奪還プロジェクト推進協議会員、報道関係者
議題:
第1部 総会
農林水産省本省や各農政局で実施した令和6年度の取組や、令和7年度の取組方針を紹介しました。
農林水産省資料(PDF : 2,145KB)
第2部 講演
国産加工・業務用野菜の生産や活用に取り組む産地や実需者から、国産加工・業務用野菜の生産や活用における課題解決の足掛かりとなる取組や課題の解決策について講演を行いました。
(1)加工・業務用野菜における生産者の取組 JA全農 園芸部加工業務直販課課長 坂本 和士 氏
講演資料(JA全農)(PDF : 349KB) 質疑応答(JA全農)(PDF : 305KB)
(2)加工・業務用野菜における実需者の取組 株式会社旭物産 代表取締役会長 林 正二 氏
講演資料(株式会社旭物産)(PDF : 1,680KB) 質疑応答(株式会社旭物産)(PDF : 294KB)
第3部 ポスターセッション
産地や実需者がPR資料(ポスター、パンフレット等)を活用し、供給可能である/需要がある品目やその時期、数量等について情報交換・交流できる場を設けました。
マッチング
マッチングの流れ

- マッチング問い合わせフォーム:https://forms.office.com/r/GmtENMtghK
※推進協議会員のみ申込みいただけます。
【注意事項】
・事務局は、登録されたメンバーの本人確認や営業状況等につき調査する義務を負わないものとします。
・本サイトは、メンバーから提供された情報を一覧にして掲載し、他のメンバーの求めに応じて情報を提供するものであり、事務局は、本サイトに掲載されるメンバーから提供された情報について、その真実性、正確性、有用性、合法性等について何ら保証しません。
・事務局は、メンバーが本サイトを利用したこと又は利用できなかったことに起因又は関連して当該メンバーに生じた一切の損害に対して責任を負わないものとします。また、メンバーが他のメンバーによる本サイトの利用により損害を受けた場合も同様に、事務局は何らの責任を負わないものとします。
・メンバーにつき本サイトの利用に起因又は関連してその他の第三者(他のメンバーを含みます。)との間でトラブルが発生した場合、当該メンバーは自らの責任において当該トラブルの解決を図るものとし、事務局は何らの責任を負いません。
生産者・実需者の品目別ニーズ
生産者と実需者とのマッチングイベント
東京会場
令和7年9月19日(金曜日)に、加工・業務用野菜に取り組む生産者及び実需者を対象としたマッチングイベントを開催します。
- 会期:令和7年9月19日(金曜日)10時00分~16時00分
- 会場:墨田リバーサイドホール(墨田区役所内)
- 参加費:無料
- 申込期日:令和7年7月22日(火曜日) 令和7年8月5日(火曜日)←期日を延長しました。
※先着順。生産者及び実需者共、30者に達した時点で募集を締め切らせていただきます。
お申込み及びマッチングイベントの詳細については、主催である野菜流通カット協議会のホームページを御確認ください。
イベント詳細ページはこちら[外部リンク]
全国の優良事例
- 加工・業務用野菜の生産に取組む生産者の事例(PDF : 1,963KB)
- 大規模契約栽培産地育成強化事業を活用した産地の事例(PDF : 1,158KB)
- 産地と連携した加工業者または中間事業者の事例(PDF : 1,945KB)
関連情報
生産・調達
需要拡大
地域毎の取組
委託事業
- 令和6年度加工・業務用野菜の国産シェア奪還に向けたサプライチェーン強靭化のための品目別課題調査委託事業
調査報告書(PDF : 1,076KB)
関連予算
令和6年度補正予算
- 国産野菜サプライチェーン連携強化緊急対策事業(PDF : 478KB)
補助の内容:
実需者のニーズに対応した品種の栽培実証、先進地や実需者ニーズ調査、農業機械や予冷・貯蔵庫のリース導入等
生育予測システムや集出荷システムの導入、システム連携、電子タグ付き大型コンテナのリース導入等
事業詳細はこちら - (参考)産地生産基盤パワーアップ事業(PDF : 549KB)
補助の内容:
新市場獲得対策:拠点事業者の育成に向けた貯蔵・加工・物流拠点施設等の整備等
収益性向上対策:計画の実現に必要な農業機械の導入、集出荷施設の整備等
生産基盤強化対策:生産基盤を次世代に円滑に引き継ぐための再整備・改修、継承ニーズのマッチング等 - (参考)新基本計画実装・農業構造転換支援事業(PDF : 342KB)
補助の内容:
老朽化した穀類乾燥調製貯蔵施設や集出荷貯蔵施設等の共同利用施設の再編集約・合理化
令和7年度当初予算概算決定
- 持続的生産強化対策事業のうち時代を拓く園芸産地づくり支援事業(PDF : 1,335KB)
補助の内容:
生産・流通・販売方式の変革(加工適性の高い品種の導入、農業用機械や大型コンテナの導入、予冷庫の利用等)
作柄安定技術の導入(排水対策、病害虫防除対策、風害対策等)
生産者、実需者等を繋ぐマッチング等
事業詳細はこちら - (参考)強い農業づくり総合支援交付金(PDF : 1,290KB)
補助の内容:
ソフト事業:新技術の栽培実証、GAPの導入等
ハード事業:高度環境制御栽培施設、集出荷貯蔵施設、農産物処理加工施設等の整備
資料・パンフレット
国産野菜シェア奪還プロジェクトのご案内(チラシ)
お問合せ先
農産局園芸作物課
代表:03-3502-8111(内線4790)
ダイヤルイン:03-3501-4096