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農林水産省

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放牧の部屋

農林水産省では低コスト省力化、耕作放棄地等の再生利用等を推進するため、肉用牛放牧や放牧酪農の取組を推進しています。また、鳥獣害対策に有効との報告もあります。

このページでは放牧に関する様々な情報をご紹介します。下記キーワードをクリックしていただくと該当箇所にジャンプします。

放牧の導入を検討している方へ /放牧をはじめる方へ/放牧をするための留意点 /初めて放牧を導入する方向けマニュアル/放牧繁殖経営の方へ/放牧酪農経営の方へ/ICT技術の活用を検討している方へ/放牧推進のための事業等一覧について /放牧関係データ /アンケート/放牧を推進するための相談窓口 /その他参考 /関連リンク


農林水産省 関連ページ

飼料全般/優良品種の活用について

放牧の導入を検討している方へ

放牧を導入するメリット

放牧を導入することで、省力的かつ低コストな生産体系を実現することができます。
また、牛が運動することで足腰が強くなるなど健康な状態となり、繁殖牛においては分娩事故が少なくなります。
耕作放棄地などで放牧を行うことで、未利用な土地の活用や景観保全につながります。

  • 放牧前の耕作放棄地(写真提供:(国研)農研機構)

  • 野草を採食する放牧牛(写真提供:(国研)農研機構)
  • 放牧1年後の同じほ場(写真提供:(国研)農研機構)



図1:放牧導入による農作業の変化(資料提供:(国研)農研機構)

  • 図2:肉用牛繁殖経営のコスト比較(試算例)

  • 図3:酪農経営のコスト比較(試算例)


放牧に適した草種を調べたい方へ

地域に合わせた草種を選択することで、収量・品質を確保し、安定した放牧経営を実現することができます。
品種情報についてはこちら

放牧を始める方へ


放牧を始めるには、電気牧柵(電牧)や水飲み場の設置、日陰の確保などを行う必要があります。
電気牧柵の漏電を防ぐために、設置場所は刈り払いを行う必要があります。
出典:(国研)家畜改良センター「耕作放棄地での放牧のすすめ」より抜粋


放牧地の準備ができたら、牛を導入します。
脱柵を防ぐために、電気牧柵の電気刺激を覚えさせます。
牛は群れを好むため、2頭以上で放牧させましょう。
出典:(国研)家畜改良センター「耕作放棄地での放牧のすすめ」より抜粋



放牧では、牧地管理や健康管理、衛生管理を日々行う必要があります。
特に家畜伝染病の原因となるダニ、アブは対策が必要です。
ダニは一年中発生するため、放牧牛にプアオン剤の塗布を定期的に行います。
アブが発生する時期はアブトラップを設置しましょう。
出典:(国研)家畜改良センター「耕作放棄地での放牧のすすめ」より抜粋

放牧をするための留意点

放牧における家畜衛生について

放牧において、特に警戒が必要な寄生虫は小型ピロプラズマ原虫と肝蛭(かんてつ)です。
原虫を媒介するダニ対策や血液検査、肝蛭病対策について解説されています。
水田放牧時の寄生虫対策(外部リンク:(国研)農研機構)

牛伝染性リンパ腫は、放牧場で広がりやすい感染症のひとつです。
多くはウイルス感染で起こるものであり、牛白血病ウイルス対策について解説されています。
家畜伝染病予防法の一部改正により、牛白血病は牛伝染性リンパ腫と名称変更されています。
水田放牧時の牛白血病ウイルス対策(外部リンク:(国研)農研機構)

感染症伝播等の原因となるアブ類に対しての有効な防除手段はトラップによる捕殺です。
安い費用で自作できるアブトラップをご紹介します。
アブ捕殺用ボックストラップ(東北農業研究センター)[外部リンク]

新型アブトラップ(折りたたみ式アブトラップ)を公共牧場の放牧場等に設置して当該トラップの地域有効性についての実証調査を実施した事例です。
新型アブトラップによる実証調査(PDF : 524KB)

放牧に用いる電気柵は、正しく設置しなければ人や家畜を死傷させる事故につながる恐れがあります。
電気柵の正しい設置方法をご紹介します。
電気柵安全対策ポスター(平成28年3月版)

初めて放牧を導入する方向けマニュアル


1ha未満の土地で放牧を行う「ミニ放牧」について、Q&A形式で解説しています。
土地の広さや立地に合わせた放牧地設計を解説しており、耕作放棄地などで放牧を考えている方にお勧めです。
耕作放棄地を放牧で活かそう!ミニ放牧マニュアル(外部リンク:(国研)農研機構)


放牧を開始するのに必要な準備について、写真やイラスト付きで簡潔に解説されています。
放牧中の家畜の管理や、ヤギの放牧についても簡単に説明されています。
耕作放棄地での放牧のすすめ(外部リンク:(独)家畜改良センター)


点在した耕作放棄地などを利用する「小規模移動放牧」を中心に、放牧に関する幅広い疑問について解説しています。
よくわかる移動放牧Q&A(外部リンク:(国研)農研機構)


放牧を検討している肥育農家の方向けのマニュアルです。
周年放牧肥育を開始するために必要な準備や日常管理のチェックリスト、資材費の試算などが載っています。
周年放牧肥育~実践の手引き~【九州低標高地版】
(外部リンク:(国研)農研機構)

放牧繁殖経営の方へ

放牧繁殖経営の方向けマニュアル

中山間地域の水田や里山の放牧利用によって、農林地資源の保全や収益性の高い営農を検討されている肉用牛繁殖経営や集落営農法人の方向けの手引き書です。
放牧向け草種の造成方法や、複数の草種・飼料作物を組み合わせた周年放牧体系、親子放牧の管理ポイントなどが紹介されています。
水田里山の放牧利用による高収益和牛繁殖経営モデル(外部リンク:(国研)農研機構)



水田を活用した放牧を行っている方や検討されている方向けのマニュアルです。
水田放牧における飼料栽培技術や肥育放牧の可能性、リスク管理などが紹介されています。
水田放牧の手引き-水田飼料資源の効率的活用と畜産経営の発展に向けて-
(外部リンク:(国研)農研機構)

放牧繁殖経営の事例

宮崎県日之影町では約10年前から、繁殖牛を用いて過疎山間地を7.5haの放牧地へ転換する取組みが行われています。
動画では、1台の自家用バックホーと繁殖牛の力により、放棄山林や耕作放棄地を永年生牧草地へと転換させ、
持続可能な低コスト繁殖経営のモデルとなることを目指し活動する様子が紹介されています。
高千穂牛物語-日之影最終編(外部リンク:youtube)


大分県の耕作放棄地を集積した放牧の取組み、ボランティアを活用した放牧地整備、耕作放棄地を利用した周年親子放牧の取組み、周年親子放牧の波及事例が紹介されています。
現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、視察受入れは行っておりません。
経営の安定化を目指した放牧の推進~儲かる放牧へ~(外部リンク:大分県北部振興局)

北陸地域の耕作放棄地・水田等を活用した放牧事例が紹介されています。
耕作放棄水田等を活用した放牧(北陸農政局)

九州地域の組織的な放牧や、土地、経営等に合わせた放牧の事例が紹介されています。
九州地域における放牧事例集〈全体版〉(PDF : 4,768KB)(九州農政局) 
〈分割版〉[1](PDF : 1,731KB)[2](PDF : 1,816KB)[3](PDF : 1,668KB)

放牧酪農経営の方へ

放牧酪農経営の方向けマニュアル

既存の放牧から集約放牧にステップアップをしたい方向けのマニュアルです。
放牧地整備に必要な項目と費用や、転換事例の経営安定までに要する期間も紹介されています。
集約放牧導入マニュアル(外部リンク:(国研)農研機構)

放牧酪農経営の事例

購入飼料中心の酪農経営から放牧酪農に経営方針を転換した事例をご紹介します。
平成28年11月に放牧畜産実践農場の認証を受けたほか、新たな事業者を迎え、集落の活性化・維持につなげていくことに挑戦しています。
新利根協同農学塾農場(PDF : 927KB)


ICT技術の活用を検討している方へ

ICTを活用した放牧技術

現在、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を活用した放牧管理の省力化・遠隔監視等の技術の開発・実用化が進められています。

放牧監視の省力化、遠隔監視

GPSやRFIDタグを内蔵した首輪によって、牛の一定時間ごとの位置を把握することで個体確認を実施します。
毎日行う個体の安否確認の省力化(監視頻度の低減、遠隔地での確認、個体識別の効率化)、脱柵や放牧地内での滑落事故等の早期発見と効率的な捜索などが可能となります。

  • GPS・加速度計内蔵の首輪
  • RFIDタグ

 

放牧牛の個体管理(健康、繁殖管理)

GPSの位置情報による牛の行動軌跡、3軸加速度計による健康・繁殖管理(発情発見)、RFIDタグによる個体識別により、水飲み場に設置した体重計で体重の自動記録を実施します。これにより、放牧中の発情発見、体調不良の発見、体重の管理の省力化につながります。
また、GPSや加速度計により得られる牛の行動量と現場での実際の発情行動をAIに学習させ、これらのデータを基に発情兆候のある牛を見つけることが可能になります。

ICT機器の利用には、放牧地における通信環境の整備が必要です。

  • 水飲み場に設置された体重計
  • 受信局(電源がない場所は、ソーラー発電で対応)
  • 広域Wi-Fi、長距離無線LAN通信

ICT技術の活用を検討している方向けマニュアル

放牧では、低コストでの子牛管理・育成を実現するため、ICTの開発が進められています。
本資料では、ICT技術を用いた放牧牛用の情報収集システムについて紹介されています。
ICTを活用した放牧牛の情報収集システム外部リンク:(国研)農研機構)

ICT技術実証事例

GPSを活用した放牧牛の管理システムを構築する実証事業の実施事例をご紹介します。
牛の現在地や移動状況等を把握するほか、設定した放牧エリアから牛が脱走した場合は関係者のスマートフォン等へ一斉通報することで、早期保護を図ります。
島根県畜産技術センター(PDF : 784KB)

放牧推進のための事業等一覧について

(ア)畜産生産力・生産体制強化対策事業(放牧活用型)

        

(イ)その他の事業

鳥獣被害防止総合対策交付金(鳥獣害対策コーナー)

放牧関係データ

 (ア)公共牧場・放牧をめぐる情勢(PDF : 1,711KB)

 (イ)レンタカウ取組状況調査(PDF:125KB)

過去のイベント情報

 令和元年度放牧活用型畜産に関する情報交換会(令和元年10月16日)

「周年親子放牧」実践中あるいは今後取り組み予定の生産者等に、周年親子放牧展開におけるメリットや課題を発表頂くとともに、生産者、行政および研究者等の全国の放牧技術普及関係者間で、今後の放牧を活用した畜産のさらなる普及促進策について情報交換を行いました。
         

 放牧酪農シンポジウム(令和2年2月17日)

消費者の皆さんに放牧の良さを広く知ってもらい、安心・安全な日本の酪農・乳製品をこれからも支えてもらうためのシンポジウムを開催しました。
        

 全国肉用牛放牧シンポジウム~放牧を活用した繁殖基盤強化~の開催結果(平成27年10月28日)

放牧を活用した繁殖基盤強化をテーマに、放牧畜産の効果を再認識し、放牧推進の活動を広く展開するため、「全国肉用牛放牧シンポジウム」を開催しました。

 放牧酪農に関する情報交換会及び搾乳牛放牧技術研修会

放牧酪農に関心のある酪農家や搾乳牛放牧の技術向上を目指す関係者を対象に、主要な放牧地域である北海道において、各地域で実践されている放牧事例の発表会を行うなど、情報交換会や技術向上研修会を開催しました。

  (ア)  道東地域(平成27年8月11日)

  (イ)  南宗谷地域(平成27年8月24日)

  (ウ)  北宗谷地域(平成27年8月25日)
   

 「農地を守る」放牧シンポジウム(平成27年2月16日)

農地を守る放牧をテーマに、耕作放棄地解消の有効な取組として、放牧の重要性を再認識し、関係者が一体となって放牧を推進するため、「農地を守る」放牧シンポジウムを開催しました。 

アンケート

農林水産省では、各地で放牧の取組が進むよう、「放牧の部屋」のページを充実させていきます。お気づきの点や今後の充実を望まれる内容などお寄せください。
アンケートページはこちら

放牧を推進するための相談窓口

◯ 地方農政局

 

◯技術部門

 農研機構 畜産研究部門[外部リンク]

 

◯放牧衛生部門

  

その他参考

放牧畜産基準認証制度について(日本草地畜産種子協会)[外部リンク]

 

関連リンク

 

お問合せ先

生産局畜産部飼料課

担当者:飼料生産計画班
代表:03-3502-8111(内線4916)
ダイヤルイン:03-3502-5993
FAX:03-3580-0078

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