

徳島県(とくしまけん)
茶ごめ
茶色くてあまくておいしい
たき込みごはん
たき込みごはん
どんな料理?
「茶ごめ」は、そら豆が入ったあまいご飯で、徳島県(とくしまけん)の郷土(きょうど)料理です。昔は、ぶけやしきの人びとの食事として親しまれていましたが、その後、新しいそら豆が出まわる前に古いそら豆を使い切るために農家で作られる料理として広まっていきました。「茶ごめ」は、農作業の合間に食べられていたことも多く、ざらめのあま味でつかれた体をいたわっていました。
作り方・食べ方
「茶ごめ」は、たきこみごはんの一種です。いためたそら豆とざらめといううす茶色のさとうとともに米をたくため茶色いご飯になります。そら豆は、くりのようなほくほくとした食感になり、ご飯のあまさと一体となってとてもおいしく食べることができます。また、たくあんや梅ぼしといったあっさりしたつけ物ともよくあいます。
由来・話題など
徳島県(とくしまけん)では、「茶ごめ」は地いきによって、正月に食べたり、法事の時にぶつだんにそなえたりする文化があり、生活にはかかせないものでした。家庭でも作られているほか、学校給食にも出されるなど、日じょうに深くとけこんでいます。
