


体重をはかる習慣はありますか?体重は摂取エネルギー(食べる量)と消費エネルギー(動く量)のバランスがちょうど良いと維持されます。食べる量が動く量より多いと体重は増え、少ないと減ります。つまり、体重をはかることで、ちょうど良い食事量かどうかを知ることができます。
まずは、自分の体格をチェックしましょう。体格の判定はBMI(Body Mass Index)で計算します。
BMIが25未満であっても内臓脂肪が多い“隠れ肥満”の方がいます。内臓脂肪がたまると、糖尿病や高血圧などさまざまな疾患が引き起こされやすくなり、このような状態をメタボリックシンドロームといいます。内臓脂肪がたまっているかを調べるには腹囲をはかります。腹囲は立った状態でおへその上をはかり、男性85cm、女性90cm以上だと内臓脂肪がたまっていると考えます。
定期的に体重や腹囲をはかり、BMIや腹囲が基準を超えていた人は、1カ月に1~2kgを目安に体重コントロールをしましょう。


健康なからだを維持するには、バランスのよい食事だけでなく、適度に運動をすることも大切です。「食事バランスガイド」のコマも、運動(回転)も合わせて行うことでより安定して回ることを伝えています。
健康なからだづくりや肥満の解消には、身体活動量を増やすことが大切です。身体活動量はウォーキングやジョギング、スポーツなどの運動だけでなく通勤や犬の散歩、買い物、掃除などの生活活動も含みます。毎日の生活の中で、こまめにからだを動かすことを心がけると良いでしょう。
また、からだの中でエネルギーを最も使うのは筋肉です。筋肉の量を増やすと基礎代謝が高まり、太りにくいからだになります。腕立て伏せやスクワット、腹筋運動など筋力トレーニングも合わせて行うと効果的です。自宅でテレビを見ながらでもできるものから、体力に応じた運動を取り入れてみましょう。



