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農林水産省

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飼料用米活用畜産物のブランド化関連情報

お米で育った畜産物とは

家畜の飼料として利用する米は、私たちが主食としているごはんの「食用米」と区別して、「飼料用米」と呼ばれます。 飼料用米を活用した日本の畜産について消費者の皆様に理解を深めていただき、田んぼ発の日本のおいしい畜産物を毎日の料理にどんどん利用していただくことが私たちの願いです。








飼料用米ってお米と違うの?

お米と飼料用米の違い

お米と飼料用米の違い

飼料用米は水田に作付したイネから収穫するという意味では、お米です。
でも、私たちが食べるお米と飼料用米は、いくつかの点で違いがあります。なぜなら、飼料用米は家畜のエサとして効率的に利用するための「水田で生産する飼料」として品種改良しているからです。どんなところが違うのでしょうか。

(1)たくさん収穫できます

飼料用米は食用米に比べ茎葉や稲穂が大きく、たくさんの収穫ができます。10アール当たり1,000kgを超える収穫ができる品種も開発されています。

(2)おいしさより栄養を重視します

私たちが食べると、普段のお米よりおいしくありません。なぜなら、飼料用米は家畜の成長に重要なタンパク質を多く含むように改良されているからです。ただ、人にとってはおいしくなくても、家畜にとっての嗜好性は高く喜んで食べます。

(3)手をかけずに育ちます

より安いコストで多くの収穫を得るために、食用米に比べあまり手をかけなくてもすくすく育たなければなりません。そのため、倒れにくいこと、病虫害に強いことが条件です。



そもそもどうしてお米を食べさせるの?

米の年間1人あたり消費量の推移

米の年間1人あたり消費量の推移

食生活の変化や少子高齢化により、昭和37年をピークに日本人が食べるお米の量は毎年約8万トンも減少し、平成27年度の一人当たりの米の消費量は54.6kgです。
この50年間で半分以下になったことになります。
需要に合わせて作付を減らしていくと、水田の持つ「日本の環境や国土を守る」という重要な機能を失わせることになってしまいますし、日本の農業の衰退にもつながります。そこで、食用米に替えて飼料用米を生産することで水田機能の維持や農家の経営維持を図ろうとしているのです。 日本が誇る水田のフル活用です。
一方、家畜の飼料(特に豚や鶏が食べる濃厚飼料)はトウモロコシが主体で、その約9割を輸入に頼っており、海外の穀物需給や為替の変動に価格が影響されます。
また、たとえ畜産物を日本で生産しても飼料が輸入であるため、食料自給率の向上には貢献できないという問題がありますが、飼料用米という純国産飼料の活用はその解決にも寄与していくことができます。




私たちがめざすのは、循環型(持続型)の農業です

私たちがめざすのは、循環型(持続型)の農業です




飼料用米活用畜産物ブランド日本一コンテストの結果

令和2年度

農林水産大臣賞

農林水産省政策統括官賞

全国農業協同組合中央会会長賞

  • 有限会社宮城種豚センター(養豚)

公益社団法人中央畜産会会長賞

審査員特別賞

  • 生活協同組合おかやまコープ(肉用牛、養豚、肉用鶏、採卵鶏)
  • 北海道倶知安農業高等学校(肉用牛)
  • 神奈川県立中央農業高等学校(採卵鶏)
3団体の概要(PDF : 361KB)



令和元年度

農林水産大臣賞

農林水産省政策統括官賞

全国農業協同組合中央会会長賞

公益社団法人中央畜産会会長賞

審査員特別賞

  • 川添ヤギ牧場(ヤギ)
  • 奈良県立磯城野高等学校(採卵鶏)
2団体の概要(PDF : 309KB)



平成30年度

農林水産大臣賞

農林水産省政策統括官賞

全国農業協同組合中央会会長賞

公益社団法人中央畜産会会長賞




平成29年度

農林水産大臣賞

農林水産省政策統括官賞

全国農業協同組合中央会会長賞

公益社団法人中央畜産会会長賞




飼料用米を活用した畜産物のブランド化事例

飼料用米の利活用に際しては、単なる輸入とうもろこしの代替飼料として利用するのみならず、その特徴を活かして畜産物の高付加価値化を図ろうとする取組が見られます。
国産飼料であることや水田の利活用に有効であること等をアピールしつつ、飼料用米の取組に理解を示す消費者層等から支持を集めつつあります。




全国協議会の活動




飼料用米活用畜産物ブランドの生産者リスト




お米で育った畜産物お買い物ガイド

飼料用米で育ったおいしいお肉と卵を食卓に!

日本地図

掲載している商品は、(一社)日本養豚協会が販売店舗に調査を行い許可を得たもので、米活用畜産物をすべて掲載したものではありません。
情報は2021年1月20日現在のものです。




国産飼料用米を給与した畜産物マーク

おいしく、新鮮で、安心して選んでいただける『お米で育った畜産物』をご提供します。

(1)従来、輸入に大部分を頼っていた家畜飼料の自給率の向上を図り、畜産物を安定的に供給していくこと
(2)食料の生産だけでなく多くの機能を持つ水田を減らさず、若い農業者も意欲的に農業を継続できること
この大きな2つの目的のために、稲作農家と畜産農家、加えて行政、研究機関、流通関係者などあらゆる関係者が協力して「お米を畜産物に活用していこう」を進めています。 このロゴマークは、お米で育った畜産物の取組を進めるために作成しました。

なお、ご利用を希望される場合は、以下の連絡先までご連絡ください。
連絡先:農産局穀物課米穀消費流通第一班(直通:03-3502-7950)


国産飼料用米を給与した畜産物マーク




アンケート・統計資料

平成29年度




平成28年度

お問合せ先

農産局穀物課米麦流通加工対策室

担当者:消費流通第1班
代表:03-3502-8111(内線4772)
ダイヤルイン:03-6744-2184