

島根県(しまねけん)
あご野焼き
あごが落ちるほど
おいしい魚で作った名物
おいしい魚で作った名物
どんな料理?
「あご野焼き」の「あご」はとびうおのことで、そのすり身を炭火で焼き上げたものが「あご野焼き」です。主に鳥取県(とっとりけん)の西部から島根県(しまねけん)にかけて作られていて、お土産品としても人気が高い名物です。「あご」は5月から7月がしゅんで、初夏を代表する味覚として子どもから大人まで好んで食べられています。
作り方・食べ方
「あご野焼き」は、とびうおのすり身に地酒を練りこむことが大きな特ちょうで、今は焼酎(しょうちゅう)や日本酒が使われていますが、昔は出雲(いずも)地方に伝わるあまみが強くてどく特な味わいの「地伝酒」(じでんしゅ)を使っていました。「あご野焼き」の見た目はちくわににていますが、ちくわとくらべて肉あつで、かむとあごの風味が口いっぱいに広がります。軽くあぶってマヨネーズやわさびしょうゆをつけても美味しく食べられます。
由来・話題など
「あご」というよび名は、400年以上前の文けんにも記さいされています。また、とびうおは、「あごが落ちるほどおいしい」ということから「あご」とよばれるようになったといわれています。
