調査結果
作成日:平成27年6月25日
2.1. 鶏肉
2.1.1. カンピロバクター
農林水産省消費・安全局は、鶏肉のカンピロバクター汚染を低減する施策を検討するために表1の調査を行いました。鶏肉のカンピロバクター汚染に影響する可能性のある事項、つまり、国内の農場や加工施設等における肉用鶏(ブロイラー
表1:鶏肉のカンピロバクター対策を検討するための調査の実施状況(平成19~27年度)
主な目的 | 規模 | 試料 | 年度 |
結果詳細 (章番号) |
---|---|---|---|---|
【肉用鶏農場】 | 2.1.1.1. | |||
国内のブロイラー農場(鶏群 |
延べ124農場(124鶏群) | 新鮮盲腸便 | H19 | 2.1.1.1.1. |
延べ142農場(142鶏群) | 新鮮盲腸便 | H21 | ||
飲用水を消毒しているブロイラー農場(鶏群)の菌保有状況の把握 | 20農場(20鶏群) | 新鮮盲腸便、飲用水 | H22 | 2.1.1.1.2. |
地鶏農場(鶏群)の菌保有状況の把握、衛生対策実施状況の把握 | 21農場(21鶏群) | 新鮮盲腸便 | H22 | 2.1.1.1.3. |
ブロイラー農場の菌汚染経路の把握 | 42農場(42鶏群) | 新鮮盲腸便、飲用水等 | H20 | 2.1.1.1.4. |
ブロイラー農場の鶏群の菌汚染状況の変化の把握 | 16農場(56鶏群) | 新鮮盲腸便、盲腸内容物 | H21 | 2.1.1.1.5. |
ブロイラー農場の鶏群とハエの菌保有の関連性の把握 | 39農場(51鶏群) | ソックススワブ4、ハエ | H26 | 2.1.1.1.6. |
ブロイラー農場の鶏群及び鶏舎内部の菌汚染状況の把握 | 10農場(20鶏群) | 新鮮盲腸便、鶏舎内拭取 | H26 | 2.1.1.1.7. |
24農場(48鶏群) | 新鮮盲腸便、鶏舎内拭取 | H27 | ||
【食鳥処理場】 | 2.1.1.2. | |||
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握 | 1処理場(24鶏群) | 盲腸内容物、鶏肉 | H21 | 2.1.1.2.1. |
ブロイラー鶏群から製造された中抜きと体5及び鶏肉の菌濃度の把握 | 1処理場(20鶏群) | 盲腸内容物、中抜きと体、鶏肉、冷却水 | H22 | 2.1.1.2.2. |
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染の季節変化の把握 | 2処理場(44鶏群) | 盲腸内容物、鶏肉、冷却水 | H23 | 2.1.1.2.3. |
ブロイラー鶏群の菌保有状況の把握 | 13処理場(130鶏群) | 盲腸内容物 | H25 | 2.1.1.2.4. |
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握 | 4処理場(78鶏群) | 盲腸内容物、鶏肉 | H25 | 2.1.1.2.5. |
ブロイラー鶏群から製造された中抜きと体の菌濃度の把握 | 3処理場(28鶏群) | 盲腸内容物、中抜きと体、冷却水 | H26 | 2.1.1.2.6. |
出荷前後のブロイラー鶏群の菌保有状況と、製造された鶏肉の菌汚染状況の把握 | 2処理場、7農場(25鶏群) | 新鮮盲腸便、盲腸内容物、鶏肉 | H24 | 2.1.1.2.7. |
1 ブロイラー:通常、ふ化後約7~8週間で食鳥処理される肉用鶏。
3 鶏群:同一鶏舎で飼育され、同日に出荷される鶏の単位。
4 長靴の上に長靴カバーを履き、その上に管状包帯をはめて鶏舎内を歩き、鶏舎の床にあるふん便・敷料を付着させたもの。
5 中抜きと体:羽、頭、脚、内臓を除去した丸鶏(ムネ、モモ等の部分肉に解体される前の骨付き肉)。
なお、より安全な鶏肉を生産・製造するための衛生対策に関する資料や、実態調査の結果を掲載した論文、消費者向けのウェブサイト(「食中毒から身を守るには」)を、こちらのページ(2.1.1.3)で紹介しています。
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
担当者:危害要因情報班
代表:03-3502-8111(内線4457)
ダイヤルイン:03-6744-0490
FAX:03-3597-0329