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農林水産省

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調査結果

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平成29年3月31日更新

作成日:平成27年6月25日

2.1. 鶏肉

 2.1.1. カンピロバクター

農林水産省消費・安全局は、鶏肉のカンピロバクター汚染を低減する施策を検討するために表1の調査を行いました。鶏肉のカンピロバクター汚染に影響する可能性のある事項、つまり、国内の農場や加工施設等における肉用鶏(ブロイラー1及び地鶏2)の感染状況や周辺環境の汚染状況等を把握するために、肉用鶏の新鮮盲腸便又は盲腸内容物、農場や加工施設で使われている水など、鶏肉以外の試料も採取して調べました。

表1:鶏肉のカンピロバクター対策を検討するための調査の実施状況(平成19~27年度)

主な目的 規模 試料 年度

結果詳細

(章番号)

【肉用鶏農場】 2.1.1.1.
国内のブロイラー農場(鶏群3)の菌保有状況の把握、衛生対策実施状況の把握 延べ124農場(124鶏群) 新鮮盲腸便 H19 2.1.1.1.1.
延べ142農場(142鶏群) 新鮮盲腸便 H21
飲用水を消毒しているブロイラー農場(鶏群)の菌保有状況の把握 20農場(20鶏群)   新鮮盲腸便、飲用水  H22 2.1.1.1.2.
地鶏農場(鶏群)の菌保有状況の把握、衛生対策実施状況の把握 21農場(21鶏群) 新鮮盲腸便 H22  2.1.1.1.3.
ブロイラー農場の菌汚染経路の把握 42農場(42鶏群) 新鮮盲腸便、飲用水等 H20 2.1.1.1.4.
ブロイラー農場の鶏群の菌汚染状況の変化の把握  16農場(56鶏群) 新鮮盲腸便、盲腸内容物 H21 2.1.1.1.5.  
ブロイラー農場の鶏群とハエの菌保有の関連性の把握 39農場(51鶏群) ソックススワブ4、ハエ H26 2.1.1.1.6.
ブロイラー農場の鶏群及び鶏舎内部の菌汚染状況の把握 10農場(20鶏群) 新鮮盲腸便、鶏舎内拭取 H26 2.1.1.1.7.
24農場(48鶏群) 新鮮盲腸便、鶏舎内拭取 H27
【食鳥処理場】     2.1.1.2. 
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握  1処理場(24鶏群) 盲腸内容物、鶏肉 H21 2.1.1.2.1.
ブロイラー鶏群から製造された中抜きと体5及び鶏肉の菌濃度の把握 1処理場(20鶏群) 盲腸内容物、中抜きと体、鶏肉、冷却水 H22 2.1.1.2.2.
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染の季節変化の把握 2処理場(44鶏群) 盲腸内容物、鶏肉、冷却水 H23 2.1.1.2.3.
ブロイラー鶏群の菌保有状況の把握 13処理場(130鶏群) 盲腸内容物 H25 2.1.1.2.4.
ブロイラー鶏群から製造された鶏肉の菌汚染状況の把握  4処理場(78鶏群) 盲腸内容物、鶏肉 H25 2.1.1.2.5.
ブロイラー鶏群から製造された中抜きと体の菌濃度の把握 3処理場(28鶏群) 盲腸内容物、中抜きと体、冷却水 H26 2.1.1.2.6.
出荷前後のブロイラー鶏群の菌保有状況と、製造された鶏肉の菌汚染状況の把握 2処理場、7農場(25鶏群)  新鮮盲腸便、盲腸内容物、鶏肉 H24  2.1.1.2.7.

1 ブロイラー:通常、ふ化後約7~8週間で食鳥処理される肉用鶏。

2 「地鶏肉の日本農林規格」(PDF:107KB)参照。

3 鶏群:同一鶏舎で飼育され、同日に出荷される鶏の単位。

4 長靴の上に長靴カバーを履き、その上に管状包帯をはめて鶏舎内を歩き、鶏舎の床にあるふん便・敷料を付着させたもの。

5 中抜きと体:羽、頭、脚、内臓を除去した丸鶏(ムネ、モモ等の部分肉に解体される前の骨付き肉)。

 

なお、より安全な鶏肉を生産・製造するための衛生対策に関する資料や、実態調査の結果を掲載した論文、消費者向けのウェブサイト(「食中毒から身を守るには」)を、こちらのページ(2.1.1.3)で紹介しています。

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課
担当者:危害要因情報班
代表:03-3502-8111(内線4457)
ダイヤルイン:03-6744-0490
FAX:03-3597-0329

 

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