

山形県(やまがたけん)
いも煮(に)
毎年秋にたくさんの人たちが
河原に集まって食べる名物
河原に集まって食べる名物
どんな料理?
「いも煮(に)」は、山形県(やまがたけん)で1600年代半ばから食べられてきた郷土(きょうど)料理です。毎年秋になると、家族や近りんの人たちが河原(かわら)などに集まって「いも煮(に)」を食べる「いも煮(に)会」が行われます。「いも煮(に)会」は山形県民(やまがたけんみん)にとって、ぼう年会や新年会にならぶ行事として親しまれています。
作り方・食べ方
「いも煮(に)」は、大ななべに里いもや牛肉、こんにゃく、ねぎ、しめじなどを入れ、しょうゆ、さとう、酒を入れてにこんで食べるものです。地いきによって具材や調味料がちがい、しょうゆの代わりにみそで味付けしたり、牛肉の代わりにぶた肉を使ったりします。
由来・話題など
「いも煮(に)会」は、山形県(やまがたけん)をこえて東北地方を中心に秋の風物詩として愛されています。毎年9月半ばには、「日本一の芋煮(いもに)会フェスティバル」が山形市(やまがたし)内で行われ、直径6メートル50センチの大きななべを使って、3万人前の「いも煮(に)」を作っています。

