

岐阜県(ぎふけん)
朴葉(ほおば)ずし
木の葉で包み森の香りがする
おすしはいかが?
おすしはいかが?
どんな料理?
「朴葉(ほおば)ずし」は、具材とすめしを朴(ほお)の木の葉で包んだ、岐阜県(ぎふけん)の飛騨(ひだ)地いきに伝わる初夏を代表する郷土(きょうど)料理です。飛騨(ひだ)地いきでは、田植えなどの春の農作業を終えた6月に「朴葉(ほおば)ずし」を作り、農休み(のうやすみ)のごちそうとしてきました。
作り方・食べ方
「朴葉(ほおば)ずし」の具材は、地いきや家庭でことなり、さけやさばのすずけ、はちの子のにもの、貝しぐれ、きゃらぶきのにものなどが使われています。朴(ほお)の葉のさわやかな森の香りがすめしにうつり、食べるとほのかに香ります。
由来・話題など
その昔、飛騨(ひだ)地いきで朴(ほお)の葉は、「食器」としてよく使われてきました。朴(ほお)の葉には、殺菌効果(さっきんこうか)があるといわれていて、お皿の代わりとしてご飯をもって農作業のときに持って行ったり、集会時に残った料理を包んで持って帰ったりするときに役に立ちました。

