
「畑の肉」といわれる大豆は、からだに必要なたんぱく質や脂質(ししつ)をたくさん含む栄養価が高い食材です。日本では弥生時代(やよいじだい)から栽培されています。大豆はさまざまな食品や調味料に加工して食べられています。大豆からつくられる食べ物の中でも、みそ、しょうゆ、豆腐は和食には欠かせない食べ物です。ほかにも大豆を加工してできる食べ物は、たくさんあります。お店でも売っているので、探してみましょう。



たんぱく質が豊富で、「畑の肉」といわれています



大豆を若い(青い)うちに収穫すると、枝豆になります



蒸(む)してやわらかくした大豆に、米や麦を加え、こうじ菌(きん)をつけると、発酵(はっこう)し、大豆の栄養がうま味成分に変化してみそができます。たくさんの種類があり、みそ汁のほかにもいろいろな料理にも使われます



やわらかく蒸した大豆と炒(い)ってくだいた小麦をまぜたものに、こうじ菌をつけ、塩を加えたものが「もろみ」といいます。このもろみを発酵させ半年以上おいたものからしぼったものがしょうゆです。



蒸した、または煮た大豆に、納豆菌(なっとうきん)をまぜてつくります。ネバネバの正体は、うま味成分であり、おいしさのもとです



大豆を暗いところで発芽させたものです。野菜炒めをつくるときに入れたり、ラーメンに入れて食べます。緑豆(りょくとう)やそばからつくるもやしもあります



炒った大豆を粉にしてつくります。おもちやだんごにまぶして食べます



大豆を水につけてすりつぶし、煮たものを、こしてしぼったものです



豆乳に「にがり」を加え、かためてつくります。「もめん豆腐」「絹ごし豆腐」などの種類があります



豆腐をうすく切って、油であげたもの。いなり寿司にしたり、そばやうどんにのせて食べたりします



くずして水分をきった豆腐に、ニンジンなどの野菜をまぜて油であげます



豆腐をこおらせて乾燥させたもの。長く保存ができます。使うときは水でもどして煮物などにして食べます



豆腐をつくるとき、豆乳をしぼったあとに残るものです。「卯(う)の花」などの料理に使います。食物繊維(しょくもつせんい)がたくさんふくまれています



